2010年07月31日

屏風の世界 ──その変遷と展開

 7月は6月の休日出勤続きの反動かと言わんばかりに美術館とアイスショウ行きまくってた訳だけど、このブログの更新の方は常に2週間遅れに近い状態なんだよね……。
 ってな訳で、もう10日以上前か……。18日に出光美術館で開催されていた『屏風の世界』展に行って参りました。
 作品数は49点程だったのですが、展示されいていた屏風は思っていたよりずっと華やかで細やかで、かなり見応えがありました。一緒に展示されていた漆器の蒔絵なんかも細やかで素敵なものが沢山ありましたし(特に《女郎花蒔絵硯箱》とかは欲しくなってしまう程の美しさ)、屏風そのものも江戸時代に入ってからのものは保存状態も良く、またウィットに富んでいて愉しいものも多かったです。
 特に面白かったものを幾つか。
 《蟻通・貨狄造船図屏風》。華やかな屏風の端っこで虫が葉に乗って流れ行く様は、ブリューゲルの《イカロスの墜落のある風景》を思い出しました。でも、主題が奥ゆかしく屏風の端っこに描かれるというのは、実は日本っぽいのではないか──とも思ったり。
 《三十六歌仙図屏風》は三十六歌仙と彼らの歌が並んだ屏風。『三十六歌仙屏風』といったタイトルの屏風は他にも幾つか知ってるけれど、これは構図とかが面白いの。双曲に分かれている事が充分に活かされているというか。双曲で歌人がにらみ合いになっているという図式が面白い。三十六歌仙が主題になっている作品は日本には沢山あるけれど、(イメージ検索もかけてみたのですが)この屏風の画像はネット上にはないようです。残念。
 《源氏物語図屏風》。とても繊細で色鮮やか。細かく雲で区切られたひとつひとつの枠の中に、源氏物語が展開されているのですが……凝ってました。区切り方も絶妙。
 《江戸名所図屏風》。こういうのは地理がそこそこ判っているだけに、観てるだけで面白い作品。ワクワクしてしまいます。
 《曾我物語図屏風》は、日本三大仇討ちのひとつ、曽我兄弟が主題になっている作品のようでした。「ようでした」という言い方が微妙ですが、要は解らなかったのです。この屏風の解釈が。どれが曽我兄弟なのかも判らなかった。じゃあ、何故ここで言及しているかというと、この「曽我兄弟」が主題となっている時代劇や小説、芸術作品などを私自身が今まで観た事なかったから。初めてだったのです、この屏風が。日本三大仇討ちの残りふたつは荒木又右衛門と忠臣蔵。このふたつはよく時代劇でも見かけるのですが、曽我兄弟って滅多に見かけません。なので、この兄弟を主題にした作品を覧たという備忘録的な意味も含め、メモっておいてる感じです。

 それにしても、今年は出光観美術館の水曜講演会の会員になっているのに想像以上に余裕がなくて、フリーパスが活かせない状態なのが辛い。出光美術館はもっと頻繁に脚を運びたいんだけど……難しいなぁ。
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2010年07月25日

世に不思議なし、世すべて不思議なり。京極夏彦presents夜話 巷説百物語

 まぁタイトルの通りなのですが。24日に西巷説百物語発売記念イベントに行って参りました。ので、今回は(ちょっと他の残件すっ飛ばして)このイベントのレポです。
 イベント構成は以下の通り。(プレスリリースからのコピペ)

 第一部 朗読 「巷説百物語」 朗読:京極夏彦
 第二部 アニメ「巷説百物語」 小豆洗い
 第三部 「巷説百物語」創作秘話 出演:京極夏彦 聞き手:杉江松恋
 第四部 ドラマ「京極夏彦・怪〜福神ながし」

 第一部の朗読は『帷子辻』からの一節でした。本当に普通の映画館で凝った演出もなかったので、客席横の入り口から普通になっちが入ってきて、「特別な演出できない」とか「一度暗くなったと思ってこの前振り忘れてください」とか言った後、唐突に『帷子辻』を読み始めたのには驚きました。
 朗読したのは勿論クライマックスの章です。「吾に羞せつ」を生で聴けるとはね……。それにしても自分の文章とは言え、流暢に喋るなっちにびっくり。
 第二部のアニメ版、実は観るの初めてでした。全く違う話なのね……。巷説は原作自体が必殺シリーズのパロディっぽい作品だけど、アニメの方はそういう感じじゃないんだな。何となく『地獄少女』みたいのが来るような印象があった。いや、勿論色々資料読んでるから、そういうアニメじゃないのは知ってたんだけど。
 因みにアニメは『小豆洗い』の回だったけど、次会予告が『柳女』でちょっと吃驚。順番バラバラ?
 第三部のトークショウ。これは興味ある人多そうだなぁ。憶えている範囲で順不同に。(ファンだったら「今更そんなん知ってる」みたいな話もある。)
・巷説シリーズの連載されている『怪』は水木しげる御大の肝煎で始まった季刊誌。最初は5、6号で廃刊になると思っていたのに、廃刊どころか『ゲゲゲの女房』のおかげで水木しげるの人気が高まっていて、「水木しげる先生の連載が読めるのは『怪』だけ!」の今、到底『怪』は終わりそうにない。
・そういった理由もあって、最初はすぐに終わると思っていた巷説シリーズが『続』に続き、『後』で直木賞まで獲ってしまい更に終わらせられなくなってしまった。
・巷説百物語シリーズは『桃山人夜話』がベースになっているので、まだ描かれていない妖怪が残っている。しかし、『歯黒べったり』『鬼熊』『柳婆』などは書けそうにない。『鬼熊』は大きな熊だし、『柳婆』は『柳女』が歳喰っただけになってしまう。
・巷説百物語は妖怪小説なので、お化け>シリーズ構成>小説としての出来 の優先順位で創っている。小説を書く時は化け物が蔑ろにされていない事が重要。この「化け物が蔑ろにされている」事が原因で没になった小説が幾つかある。実は没になった『鬼熊』という作品があって、この話には鬼熊という人物が出てくが、内容的に人物が立ち過ぎて妖怪が蔑ろにされてしまったので没にした。(鬼熊という人物と虎熊という人物の対立云々みたいな話? 実はふたりとも良人物だった、みたいな落ちらしい。)この没になった作品の替わりとして出来たのが『舞首』。主人公の名前が鬼虎なのは、前身にあった『鬼熊』の名残。小説としては、『鬼熊』の方が出来が良かった可能性もあるが、妖怪の方が優先順位が高いので没にした。また、小説として出来が悪くても、「巷説としてアリ」なら有効な場合もある。
・『死ねばいいのに』について「全国馬鹿選手権みたいな話」である。『死ねばいいのに』や『西巷説百物語』のように、騙される側から描く話は書き難い。
・「宵越しの金は持たない主義」と生きてる時は潔いのに死ぬと未練がましい関東と、死んだら終わりだから一生懸命生きる関西で、お化けの性格も異なる。関東と関西では文化が違う。上方の話におぎんや又市を出すと野暮ったくなる(東京に出てきた田舎者のおのぼりさんみたいな感じ)ので、西は又市一味が殆ど出ない。主人公も林蔵。
・又市は丸ごと騙すが、林蔵は必ず騙される側に選択はさせている。が、小さい事に拘って誤った選択をし続けた結果のバッサリ。
・百介コールが多いので、書き下ろしの『野狐』に百介も出ている。一章丸ごと百介の章がある。
・書き下ろしは『帷子辻』と『天火』と時系列でバッティングする可能性があって、担当さんにその辺りを確認したところ、当の担当さんが丁度(今回の新刊に入っている)『巷説百物語シリーズ徹底解説書』というリーフレットを造っている最中で、すぐに確認してくれた。自分より担当さんの方が時系列に詳しい。
・巷説はこれで終わりなので(帯にも「これで終いの金比羅さんやで」とある。)、今後は妖怪のキャラクター寄りの話になる予定。
・今回のイベントで放映するドラマ『福神ながし』は原作のない話だが、未だ描かれていない巷説の長編『葛の葉』の一部。『葛の葉』はまだ書くかどうか判らない。
 こんなもんかな?
 引き続き第四部のドラマ放映があって、この辺りになってくると終電に間に合わない人がどんどん抜けて行く。当初の終了予定時間は24時30分となっていたけれど、実際終わったのは24時50分。因みに休憩に入った段階で、当初の予定より25分押しだった記憶がある。トークショウ長引いたのかな?
 個人的には、『福神ながし』も初めて観たのでこれはこれとして愉しめました。ちなみに『七人ミサキ』だけは、もう10年くらい前だったのかな?確か渋谷の映画館で観た記憶があります。
 という訳で、3時間がっつり巷説尽くしの夜でした。ご機嫌。
 んでもって、入場者に配布されたサイン本、私の本の妖怪は『かつら男』でした。何でも絶世の美形の妖怪なのだそうで。他にも何人か『桂男』の方、いらっしゃいますね。比率的に多いのかな? ネット上で複数人お見かけしてます。そういえば、トークショウの時に、本が出来るのが遅くて、イベント当日の午後までサインを書いていた旨も仰ってたのですが、イラスト入りの方のとかは割りと早い段階で描いたんだろうなぁ、とか思ったりなど。そういえば、中には『御行奉為』の方もいらっしゃったようですね。これは羨ましいなぁ。

 そんな訳で、とりあえずレポでした。間違いとかあったらご指摘戴けるとありがたいです。
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2010年07月23日

ファンタジー オン アイス 2010 新潟

 6月27日に新横浜でDOIがあったと思ったら、その翌々週には新潟のFOIだなんて、何だか今までにないアイスショウ続き。しかもその翌週にはPIWも待ってるんだよね、しかも全部プルシェンコが出るだなんてお金が続かないよ──なんて、どんだけ贅沢な悩みなの。
 とまぁそんな感じで、7月の10日11日と朱鷺メッセで開催された Fantasy On Ice 2010 in NIIGATA に行って参りました。観て来たのは初日の夜の公演と翌日の最終公演です。
 それにしても、ファンタジーオンアイスを冠するならフィリップ・キャンデロロの参加が筋だと思うんだけど──という主張はもうツイッターで何度もやってるから言わないとして。まぁでもこれはホントどうなんだろうと思いつつ。
 とりあえず、例によって滑走順で感想など。しかしこれももう10日以上前になっていて、どんどん記憶が薄れている……。(滑走順だけはメモってあるけど。)その上翌週のPIWで上書きされてる部分もあったりするんだよね。全く贅沢な状況だ。
 今井遥は『韃靼人の踊り』。
 トマシュ・ベルネルは『ボラーレ』。ベルネルは先のファイナルも五輪も調子が悪い状態で、今回はどうなんだろうと思ってましたが、体格は元に戻ったのかな、といった印象。ファイナルの頃は激痩せ状態だったので……。
 スルヤ・ボナリーはいつも新しいプロ。そしていつものバックフリップは健在。
 村上佳菜子は『ビー・イタリアン』。DOIより随分とこなれた印象。たった2週間でも随分違う印象。
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。昨シーズンのエキシビションでしたが、ブルザのTシャツが相変わらずおかしい……。あれ、衣装だったのか……。
 アレクセイ・ポーリシュク&ロバート・コーディングのアクロバット。「何か、いつもと較べてぎこちないなー」とか思いつつよく視ると、明らかに巨きい方がいつもと違う男性。自分の過去ログを読むに、今回観たロバート・コーディングという方のプロは初見だったんだな。以前はポーリシュク&ウラジミール・ベセディンというペアで、こちらが余りにも圧倒的に安定していたので、かなり違和感ありました。相方が違う所為かポーリシュクの動きも不安定っぽく視えちゃうし、コーディングの腕も震えてたりして、以前を知ってると「滑り込み足りないよなぁ」とか思ってしまったり。以前ペアを組んでいたベセディン氏の方は引退してしまったようですね。ちょっと残念。
 村主章枝は今年のエキシプロ『シェヘラザード』。DOIでも観たかな。
 ビクトール・ペトレンコは『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』。
 八木沼純子はゴスペラーズとのコラボプロ。彼らは大学時代の同級生なのだとか。それにしても彼女は日本のポップミュージックで滑るの、凄く合ってると思う。少なくとも、私が知ってるスケーターの中で、(曲にも依るだろうけど)ここまでJ-POPと呼ばれるジャンルの曲で巧く滑れる人っていないと思います。そういう点で、本当にプロだよなぁ、と。
 ジョニー・ウィアーの1プロ目は(彼は後半も滑ってくれるのだ。)ゴスペラーズとのコラボプロ。日本語の曲だけど凄く歌詞や曲調に合ったプロでした。
 荒川静香&ステファン・ランビエールでビヨンセの『ゲット・ミー・バディード』。シン・アイスで滑っていたプロだと思います。でもこれ、シンクロナイズド・スイミングにおけるデュエットというか──ペアとかアイスダンスとかいう感じじゃなかったです。ふたりとも勝手に滑ってるというか。(笑)
 エフゲニー・プルシェンコの1プロ目は『アランフェス』。何度も観てるような気がしてたけど、実は生で観たの初めてだった。(笑)という事で、終わった後はDOIで購入したプル棒を振り回して大騒ぎしてました。プルシェンコとジョニー・ウィアーは今回のショウで最も人気のあったふたりです。

 第二部は羽生結弦から。DOIでも観た『白鳥の湖』。これをジョニー・ウィアーの前で滑るってどんな心境だったんだろう。
 ボナリーは今度はしっとりプロ。しっとりプロでもバックフリップ入ってる。(笑)
 ペトレンコは『マンボ』。コミカルプロ。衣装も女性の人形が縫い込んであって、ふたりでダンスしているみたいな感じ。ペト様といえば美しいスケーティングが魅力ですが、これは意外な一面。
 ポーリシュク&コーディングのアクロバットはベセディンとペアを組んでいた時も何度か観た定番プロ。曲は違ったけれど、『白鳥の湖』と同じ落ちのプロでした。
 ベルネルは『Always Look on the Bright Side of Life』。2プロ目を観て改めて感じたのだけれど、やっぱりこう、ちょっとオーラが弱まってしまった印象、あるなぁ……。先の東京ワールドの頃がすっごくエネルギッシュだっただけに、微妙な心境。
 鈴木明子は『ジェラシー』。あっこちゃんは本当にタンゴが似合います。
 エアリアルは初めて観ました。アレクサンダー・チェスナ&エカテリーナ・チェスナのペア。ペアで良いのかな? 美しくて吃驚。エアリアルというか、氷上でのアクロバットは以前XOIで観た事あったけれど、流石本職というか、素晴らしい迫力でした。
 ジョニー・ウィアーはレディー・ガガの『ポーカーフェイス』。これは本当に良かった。素晴らしかったです。この曲をジョニー以上に滑れる人はいない気がする。
 安藤美姫は『アランフェス』。私が観た回は両方とも『アランフェス』だったのですが、DOIと違う角度から観られた事もあって、背中の美しさが際立って感じられました。
 ペシャラ&ブルザの2プロ目はゴスペラーズのプロ。衣装といい姿といい、このふたりは元が美しいので、曲と相まって美しい時間でした。
 そしてプルシェンコの2プロ目。ゴスペラーズとのコラボプロだったのですが、最後のステップが完全に曲を無視した大迫力で最高でした。
 ランビエールは10日がレイ・チャールズの『Let the Good Times Roll』。11日は『椿姫』。『椿姫』は初めて生で観る事ができたのですが、五輪よりずっと調子が良くて本当に最高でした。もし3A跳んだらどうしようかと思ってしまうほどの仕上がり。(勿論2Aです。)10日はジョニーとプルシェンコにお株奪われ気味だったランビエールですが、この『椿姫』で会場の雰囲気を一気に引き寄せた印象。本当に素敵でした。というか五輪でこれ観たかった。
 荒川静香は『フラメンコ』。

 このアイスショウは2回観た訳ですが、本当に素敵なショウでした。愉しかった! 新潟まで行った甲斐もありましたとも。また秋にも別の地方で開催されるとか。未確認で気になる情報もあるので、場合によっては行ってみようかなぁ、と……。
posted by HOSHINA Shiho at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2010-2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

ピーターラビットの生みの親 ビアトリクス・ポター展

 もう10日以上前なのですが。
 7月10日に、新潟県立万代島美術館で開催されていた『ビアトリクス・ポター展』に行って参りました。
 何故新潟まで──というのは言わずもがな。新潟FaOIへ行ったついでだったのですが、FaOIは当初から2公演のみ観覧予定だったので、10日のお昼はゆっくりと美術館で過ごすという計画だったのでした。
 新潟では他にも幾つか美術館やギャラリーに廻れれば──とも思っていたのですが、丁度その頃仕事が劇的にしんどい状態だった事もあって前日ほぼ眠れず、万代島美術館のある朱鷺メッセから移動する事はほぼ叶いませんでした。結局脚を運べたのは、この万代島美術館のみ。
 さて、展覧会の方ですが、ビアトリクス・ポターというのはピーターラビットの原作者さんですね。彼女の生い立ちや、風景の水彩画なども交えながら、当時の初版本なども展示されていました。
 また、フレデリック・ウォーン社製のピーターラビットの人形も。この人形は商標登録の都合で作成したとか。
 普段余り行かないタイプの展覧会でしたが、穏やかに時間を過ごすという意味では癒される展覧会でした。ピーターラビットにまつわる展覧会という事で、子供向けの企画も多かったです。ぬり絵コーナーや、靴を脱いでピーターラビットの絵本が読める一画などは、普段私が行く展覧会では余り見かけない企画です。
 万代島美術館は、とてもホスピタリティの良い美術館で、アイスショウ観覧用の防寒具のバッグを抱えたまま館内を歩いていたところ(ロッカーがなかった。)、学芸員さんにお声をかけて戴いて受付で荷物を預けてもらえる事になったり、余りにも長時間ベンチで眠っていたのが気になったのか、何度も「大丈夫ですか?」とお声をかけていただいたり。(別に混んでいたという事もなかったので、注意をされたという感じでもなかった……。)実際は、前日殆ど眠れなかったので、睡魔に耐えられなかっただけなのですが。
 また機会があれば行ってみたい美術館です。
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2010年07月18日

ドリーム オン アイス 2010 フィギュアスケート日本代表エキシビション

 前日、TRICKの劇場版の23時55分からの回を観てしまった為に、殆ど眠れないまま向かう事になってしまった、今年の Dreams On Ice
 とは言え、今年は初めて観に行った年(2005年)振りにプルシェンコも出るという事で、もう絶対に譲れない状態。勿論頑張って行って参りました。
 今回の収穫といえば、何と言ってもプル旗とプル布。(笑)プルシェンコの応援グッズです。プル旗は小さめのロシア国旗にピカピカ光るバーがついた玩具。プル布は白いサラシのような布に「I Love Plushenko」と描かれている(多分)バンダナ。あ、ケータイストラップも買いました。勿論ケータイに付けてます。

 プルシェンコのプロは、今回は五輪の時のエキシビションでも滑っていた『僕は病気』。生で観たのは勿論初めて。なんか……もう色々思うところはあるんだけど、複雑な心境。うん、でも五輪後にあえてここを更新しなかったのだから、もう少し落ち着くまで、やっぱりこの辺りの事言うのは辞めよう。多分、当時の事書けるのなんて、4年後とかになるんだろうなぁ──とかも思うけど。

 今年は、体調的にも仕事的にも6月7月と殆ど余裕がなくて、1ヶ月近く経ってしまった今、記憶を掘り起こして滑走順と一緒に感想を書くのはちょっと難しそうなので、印象に残った選手のみの感想で。
 今回のDOIで個人的に一番驚いたのが町田樹の『黒い瞳』。現時点であの仕上がりなら、今年一番伸びが期待出来そう。
 羽生結弦は、こう……若さもあって、色々冒険している時期なのかな──と、見守っていますが、彼はジョニー・ウィアーに憧れているのだろうか……。うん、でもまだ色々と迷走しても赦される時期だし、色々なジャンルのプロに挑戦するのを見守っていこうかと。
 南里康晴のプロは、今までのイロモノエキシの詰め合わせパック。こういうの愉しくて好きだけど、余り試合で滑る事を想定していないプロだし、どうにも複雑な心境でもあります。そろそろ、彼の試合用のエキシビションプロも観たいなぁ、とか。
 小塚崇彦は去年のショート。聞くところによると、新しいエキシビションプロ、もう出来ていたものの衣装が間に合わなかったとか。明後日(もう明日か)のPIWで観られるかな?
 ステファン・ランビエールは『Let the Good Times Roll』。で、高橋大輔は『アメリ』だったのですが……。高橋のこのプロの振付は言わずもがなのランビエールだった訳ですが、何だろう。きっとまだ滑り込んでないからだと思うのですが、なんだかもう高橋がランビエールのコピーみたいで、ちょっと観てて微妙な心境でした。実際、事前にテレビの報道番組でダイジェスト観た時も、一瞬「あ? ランビエールか?」と思ったけれど、実際に観たら観たで、やっぱりランビエールみたいで……。秋の競技が始まる頃には、もっと高橋色が強く出てくれているだろうと期待はしているのですけれど、ランビエールも去年まで競技会に出ていた事もあって、こういうの観てしまうとすっごい複雑……。
 安藤美姫は私が観た回では『アランフェス』。どうやら回毎にプロが違ったようです。他のプロも観る機会があれば良いのですが……。後で書く事になりますが、新潟まで遠征したにも関わらず、私が観た回ではやっぱり安藤は『アランフェス』で、結局他のプロは全く観られてなかったりするのでした。
 行った回が千秋楽だったので、今年も終了後の4Tや3Aの挑戦大会を観る事ができました。これはやっぱり最終公演の醍醐味。最早誰がどれを成功して失敗したのかもうろ憶えなのだけれど、みんな元気良くて愉しかったです。

 今シーズンは東京ワールドという事で、既に色々な動きがあるようですが……。また、この辺りに関しては別途、書けたら良いなぁ、と。ルール改正については、一見すると「ええ、何ソレ?!」みたいな部分も幾つかありましたが、素人には解らない判断もいっぱいあるのでしょうし、実際の試合を観てからじゃないと判らないんだろうなぁ、と。なので、こちらも特に言及しない方向で。
posted by HOSHINA Shiho at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2010-2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

 それはもう1ヶ月近くも前の事になりますか。

 6月26日の夕暮れ時。「もうすぐ『踊る』の劇場版始まるよな……そしてまだ『トリック』観てない訳だが」等と思いながらネットで上映時間を確認したら、どう考えてもその日の23時55分からの回しか観られない状態だったりなど。
 という訳で6月の最後の土曜日、新宿バルト9に行って、『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』を観て来たのでした。

 もう既に放映期間が終わってしまっている映画なので堂々とネタバレます。
 時代劇ヲタクとして、今回の松平健の活躍に触れないというのはありえないので、まずそこから。
「これでもかっ!!」というくらいパロディが効いた演出は、暴れん坊将軍好きなら素晴らしい出来だったと思います。元々奈緒子が暴れん坊将軍ファンという設定もあったので、どういった形になるかは結構気になっていたのですが、まぁソレはソレ、という感じで、特に触れられなかったのは残念でもありますが。
 それにしたってスーツ姿で白馬に乗ってみたり、め組のまといや成敗扇子が出てきたり、目許のピクピクを強調してみたりと、マツケンファンなら誰もがほくそ笑んでしまうわざとらしい演出。ファンにとってはこの辺りは笑いどころでしたし、奈緒子がいつもの決め台詞を言う時も、今回は「お前のやったことは、すべてお見通しだ!」のみ。これ、意外にファンにとっては重要なんですよ。「まるっと」とか「ゴリッと」とか入っていない、純粋なる暴れん坊将軍の台詞のパロディ。こういうちょっとした心憎い演出にキュンっとなってしまうのが、ファン心というもので。
 強いて言えば、マツケン──じゃなくて、鈴木玲一郎の若かりし頃の再現ドラマがなぁ……。もう仕方ないんだけど、時代劇専門チャンネルで暴れん坊将軍第一シリーズが再放送している今、あの年老いてぶくぶくに太ってしまった顔での再現ドラマが、ちょっと辛かったというか。そして、やっぱり「これでもかっ!」というくらい散りばめられていた三浦理恵子(CoCo)のパロディについては、あそこまでガンガンにシャネルを見せびらかしていたにも関わらず、後にパンフレットを覧るまで気付かなかったのでした。
 バスの運転手が山寺宏一だったりとか、もう細かいネタを挙げ連ねると切りがないくらいなんだけど、本当に最後まである意味壮大な期待をさせない、あくまで2サス的な流れが、トリックっぽくて良かったなぁとか、私は思ったんですけども。始まりはいつも横溝のような陰惨な雰囲気を醸し出しながら、終わりはいつも爽やかなのも「トリックっぽいよなぁ」とか思ってたりします。
 映画の終わり方も、奈緒子と山田の立場が前回と逆転していて、奈緒子が優位なのも良かったと思うし。メルマガ読む限りでは、またTV版スペシャルもありそうですし、まだまだ期待のしどころも沢山。

 実は「警部補 矢部謙三」は一度も観る機会に恵まれていないので、まだまだ観ていない作品も沢山有り。もう暫くは、TRICKシリーズも愉しめるよな、などと思ってたりします。
 2年も配信されて来なかったメルマガが昨年の秋に突然に流れてきて、暫く思わせぶりな流れが続いた後に劇場版告知があって。気がつけばこのドラマももう10周年。当時全くの無名だった仲間由紀恵も大変な売れっ子になってしまいましたが、TRICKは相変わらずのちょっとどこか抜けたままの雰囲気で。
 こういうのも、なんか良いよなぁ、と。
posted by HOSHINA Shiho at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

大(BlogPet)

ねりなは大がほしいな。
志穂もほしいかな?

*このエントリは、ブログペットの「ねりな」が書きました。
posted by HOSHINA Shiho at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

伊藤若冲 アナザーワールド

 MIHO MUSEUM は流石に遠いなぁ……と思って行かなかった昨年の『若冲ワンダーランド』。
 そんな事を思っていたら、なんと千葉市美術館で若冲をやるというじゃないですか! ──という事で14日から展示の《象と鯨図屏風》に併せて行って参りました、『伊藤若冲 アナザーワールド』!
 伊藤若冲がこんな一同に集まったの初めて観た。
 しかもこれは……当時、こんなん描いてる人間が目の前にいたら「天才」か「変人」の烙印を押されたに違いないってくらいの、超がつく程の個性!
 私が行ったのは20日だから、もう会期も後期だったけれど、出品作品リストを確認するに7〜8割は前期と作品が入れ替わってるっぽかったし、これは無理して前期も行っとけば良かった……とも。
 とにかく大変に心弾む展覧会でした。

 さて。今回の私の目的は第一に《象と鯨図屏風》だった訳ですが、何しろ若冲の大きな回顧展は今回が初めてで……もう居並ぶ個性的な水墨画にうっとり。
 誰が観ても一目で若冲と判る判る筋目描きや、あの時代に唐突に現れる升目描きなどその手法も凄いし、水墨画と着彩画が入り混じった独特な風合いの絵も面白い。1枚の絵に水墨画と着彩画の百合が入り混じって描かれている《百合図》も印象強かったし、そしてとにかく大量の鶏の絵!
 あのタイプの鶏は子供の頃飼っていたので、懐かしさと併せてとっても愉しく観る事ができました。
 花の絵、鳥獣の絵──ホント、ちょっと突き抜けてる。虫食いまで細かく描かれた植物の絵とか、鳥獣戯画を思い出すようなユーモラスな雰囲気の動物達とか、江戸時代にこんなん描いてる人がいたのだと思うと不思議な感じ。水墨画の印象、変わります。
 水墨画というと白黒というだけで地味な印象になってしまいがちな気がします。でも、そういったイメージで若冲の水墨画に臨むと、本当に吃驚します。白黒だけど、派手なんだよね。
 勿論、若冲の艶やかな花の絵も大好きなんだけど。
 まぁ今回は、そういった斬り口の展覧会ではなかったしね。

 同時開催で『江戸みやげ 所蔵浮世絵名品選』もやっていて、引き続き観てきたのですが、こちらも「おおっ!」と声に出てしまいそうなくらいの有名作品がざくざく。葛飾北斎の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》に《冨嶽三十六景 凱風快晴》とか、東洲斎写楽《三代目大谷鬼次の江戸兵衛》とか、これまた「教科書で覧たな」みたいなのがゴロゴロと。
 若冲で疲れてたのに、再びテンション上がりました。(笑)

 私が住んでるエリアからは千葉市美術館へは片道1時間半を超えるちょっと長い道程なのですが、これは行って損なかった。損どころの話じゃなかったです! という事でもうすぐ会期終了ですが、行ける方は是非! 少なくとも20日は列ばずに入れました。ミュージアムショップは行列だったけど。(笑)
posted by HOSHINA Shiho at 00:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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