2009年04月20日

世界フィギュアスケート 国別対抗戦 2009

 先日、すっかり失念していて月10回更新の目標を打ち立てていた某佐山先生に「あ〜、今月うちは更新の予定ないねー」とか宣っていた保科ですが、皆さんいかがお過ごしですか、と。
 すみません。更新ありました。
 という訳で、個人的には「国別対抗って何やるの? 世界選手権だって『枠取り』の視点から見れば団体戦だと思うし、世界選手権直後でみんな疲れてるのに、何でそんな時期に試合やるの?」とか思いつつ、結局エキシビションだけはチケットを取って『世界フィギュアスケート 国別対抗戦 2009』を観に、に国立代々木競技場第一体育館まで行って参りましたよ。
 試合に関しては、来期に向けての調整試合っぽかったし(その分、浅田真央なんかはショートの構成をちょっと変えたり、男子は男子で四回転に挑戦したりと、それがご祝儀点であっても得点の出る試合でそういう実験ができたのは良かったなぁとは思ってるんだけど)、これは会社休んでまで観なくても良いかな、と。でもって、エキシビションに関しては日曜開催で迷うところがなかったので、チケットを購入して脚を運んだと、そういった次第でして。
 そんな状態だったので、実は会場に行くまでどこのチームが優勝したのかも知らなかった始末で。でも、これに勝ったとして、選手達にとっては一体何の得があるのだろう。採点基準が変わってからグランプリシリーズも位置付けがどんどん曖昧になってる気がするし(復権しようと色々講じてるようだけど、それが余計に位置付けの曖昧さを露呈させる原因になっているような。勿論、その年の採点傾向を見られるという点では重要だとは思うし、ISUランキングにも反映されるっちゃされるんだけど。)、この試合は選手達の疲労を更に深めるばかりなのではないか。この試合に出る事で、例えば何かの大会の枠取りに関わるとか、ISUランキングのポイントに反映されるとか、彼らにそういった利点はあるのだろうか──等と、疑問は尽きず。まぁ、そんなに文句があるなら観るなよとか言われそうだし、それでも観に行ってる自分もいる訳ですけども。実際、スポンサーもいっぱい集まってたようだし、エキシビションはかなり盛り上がってたし、良かったなぁとも思ってたりして、心境は微妙です。

 という訳で、いつもどおり滑走順に感想。

 オープニングはブルーマン・ショウ(ちょっとだけ)。初めて観ました。でも、今日って六本木で公演あったんじゃ……? 違う人か?
 最初の滑走は鈴木明子から。彼女は招待選手と言う事でラウラ・レピストが来られなくなって急遽出場が決まった所為なのか、余りキレがなかったな、という印象が拭えず。彼女の『リベルタンゴ』は大好きだし、決して見飽きたとかいう事はないはずなんだけどな……。
 キャシー・リード&クリス・リード。「彼らは来年の五輪出場枠を獲得しています」といった紹介をされていて、まぁ先の世選で五輪出場枠を獲得したのは確かなんだけど、こういった言い方をされると、彼らが五輪に出るのが決定してるみたいでどうかな、と……。勿論、日本のアイスダンス枠は誰かが急に移籍して来ない限り彼らのものでもあるんだけど。
 ジェレミー・アボット。正直言って、凄く世代交代を感じさせる選手。ライアン・ブラッドリーでもなく、ジョニー・ウィアーでもなく、彼が米国の代表に入っているという事自体に、ちょっとした感慨があります。まだ、滑走を観ただけで「あ、誰々だ」と判るほどには、その滑りを観た事はないのだけれど(男子シングルの上位は概ね判るくらいには観ているので……。)五輪シーズンの前年に、米国の上位陣が男女共に比較的大きく入れ替わったという現実は、ちょっとした脅威。
 う〜ん、さっきから滑りの感想というよりは選手への感想だなぁ。
 ヤナ・ホフロワ&セルゲイ・ノビツキー。彼らはこれからが期待の選手なのだろうな。年齢もアイスダンスにしては若い方だと思うし。でも、ごめんなさい。同じロシアなら、ドムシャバに来てほしかった。お遊び大会でもベルアゴとの対戦が観たかった……。いや、ここでそんなゴージャスな試合にしてどうすんのって気もするけれど。
 安藤美姫。非常にキレの良い演技で、こんな時期に凄いなぁ、と。彼女の場合、例年ジャパン・オープンにも出ているし、この時期の軽い試合は割と慣れっこなのかも。絢香の『I believe』では、一番良かった気が。勿論、2007年の世選も良かったけど。
 ジェシカ・デュベ&ブライス・デービソン。彼らは途中棄権です。滑走を始めて早い段階で、ツイストをデービソンが受け止め切れず、デュベが落下。結構激しい感じで、そのまま動けず……。大丈夫だと良いのだけれど。また顔だったら辛いな……。
 小塚崇彦。直前のペアの衝撃で余り良く憶えてなかったりするのですが、場内は手拍子も沸いて盛り上がってたように記憶しています。多分、私もしていた……と、思う。
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。私にとっては、今世界で一番安心して観られるアイスダンスのカップルです。ちょっとコミカルな感じの演技でしたが、彼らにはもう少しストイックな感じの曲で滑ってもらうのが好き……。
 パトリック・チャン。ジェフリー・バトルが引退して、カナダのトップに躍り出た選手ですが、彼の滑走もまだ憶えるほど観てないので特徴がつかめてません。とは言え、来年は地元開催の五輪だし、このシーズンの躍進が怖い選手だなぁ、と。
 川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ。すっごい可愛いエキシビションで吃驚しました。しかも、エキシなのに結構高度な技がバンバン入っていて流石。川口は五輪もロシア国籍で出場だけど、これはかなり期待できる予感。
 レイチェル・フラット。実は生で観たのは初めてかも。
 シニード・カー&ジョン・カー。彼らも初めて生で観た選手だと思います。少なくとも、こうやってきちんと観たのは初めて。イギリスの選手ってフィギュアスケートでは余りピンと来ないというか、もしかしたらイギリスの選手自体初めて観たのかも知れないけれど……。とにかく、彼らはパワーで押すタイプのアイスダンスというか、ちょっと新しい感じでした。特徴的。衣装からしてスコットランド系かな。
 ブライアン・ジュベール。ああ、何と言うか。ジュベールがこんなに客席に愛想振りまくプロを滑るようになったというだけで、私としては微笑ましい気持ちになってしまうのだけど。でも、よく観ると相変わらず高度な事をやってるエキシプロだったりするんだよね……。しかし、こういう客席巻き込みタイプのプロって、フランス男子には必須科目なのかいな。

 製氷休憩を挟んで、後半は高橋成美&マービン・トランからでしたが、何気に休憩終了までに席に戻って来られず彼らの滑走は見られず。
 キャロライン・ジャン。彼女も何気に生で観るの初めてだったかも。表現力が上がってきて物凄く綺麗。表情も日本人好みというか。着実に国内の順位も上げているし、彼女も来期が楽しみな選手。でも、こうやって観ると米国女子って本当に接戦だ……。
 ケイディー・デニー&ジェレミー・バレット。彼らも初めて観る選手。余りペアに詳しくない事もあるけれど、名前を聞くのも初めてだったかも。
 織田信成。あの『トスカ』の曲の入り、そしてボーカル入りの『トスカ』に対するイメージは以前も話したことがあるかもしれない。とにかく、曲が始まった瞬間本田武史を思い出し、ボーカルが始まるとエフゲニー・プルシェンコを思い出すので、いつも滑走が印象に残らない……。多分、良い滑りをしていたと思う。周囲の拍手は沢山聞こえました。
 テッサ・バーチュー&スコット・モイヤー。NHK杯の時に欠場したカップル。彼らもきっと初めて観たはず……。
 ステファン・ランビエール。招待選手です。今回は『タンゴ』を滑った選手が多くて、彼もご多聞に漏れず『タンゴ』だったのですが、私にとっては彼の『タンゴ』が一番印象的に思えました。こうして滑りを観ると、何故神は彼に頑健な脚を与え給わなかったのか──等と思ってしまったりして。それほどまでに彼の滑りは魅力的なのに、彼の膝はその痛みに耐えかねて、もう思ったとおりに跳ぶ事もままならない。悔しいなぁ。私は、彼とブライアン・ジュベールが、五輪で直接対決するのが観たかった。彼らふたりに、五輪のメダルを争って欲しかった。アレクセイ・ヤグディンが退き、プルシェンコも老い、次の五輪の頂上対決は、彼らに委ねられるものなのだろうと、去年までは、そう思っていたんだけどな。
 張丹&張昊。張丹の髪が伸びたなぁ、というかふたりとも段々垢抜けてきていて、そういうのが微笑ましいふたり。それにしても、中国のペアは申雪&趙宏博が引退して以降、トップがころころ入れ替わってるような。というより、張丹&張昊が伸びてきたのかな。
 ジョアニー・ロシェット。遠目だったからかも知れませんが、肉体的にちょっと女性的になったかな、といった印象を受けました。以前は筋肉ムキムキな感じだったので……。
 タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト。綺麗で好きなカップルなのですが、特にこういった雰囲気で魅せるプロはもう一押し──といつも思ってしまう……。男性の良い意味での胡散臭い雰囲気は凄いと思うんだけど……。ベルビンが美人過ぎるのかなぁ。でも、ペシャラも凄い美人なのは一緒だし……う〜ん……。
 エヴァン・ライサチェック。いつもどおりの黒い衣装。やっぱり何を滑ってもカルメンがよぎるのがなぁ……。それでも、この1年は随分イメージを変えてきたとは思っているのだけど。来期は五輪シーズンだし、またカルメンかな。
 アリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ。グランプリファイナルや世界選手権などで比較的何度も見ている選手だし、川口&スミルノフペアと並んで優勝候補の一角のふたり。飛行機が6時間も遅れて、日本に着いたのは18日の深夜だったのだそうだ。この滑走の為だけに来てくれたのだと思うと感謝である。
 取りは浅田真央。お馴染みの『タンゴ』でした。

 この大会でもお約束どおり大会パンフを購入したのですが、今回は何より表紙がとても素敵でした。この季節で日本開催といった側面がちゃんと表現されていて可愛らしいなぁ、と。でも、やっぱり今更団体戦をやる理由は読んでも解からず。残念。
posted by HOSHINA Shiho at 02:07| Comment(2) | TrackBack(1) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月19日

スターズオンアイス JAPAN TOURE 2009 東京

 大阪公演はとっくにTV放映まで終わっていますが、東京公演の開催はその翌週だったりして……。という訳で、18日はSTARS ON ICE JAPAN TOUR 2009の東京公演に行って参りました。
 去年と違ってアレクセイ・ヤグディンもエフゲニー・プルシェンコもいない公演となりましたが、今回は今シーズン開始直前に電撃引退を発表してくれたジェフリー・バトルとステファン・ランビエールが来日と言う事で……。ランビエール、9月にCOIで観た時はまだアマ現役選手だったのになぁ……。バトルの方は、丁度引退発表したのがその頃だったんだな。う〜ん、複雑だ。(苦笑)
 そんな感じで折角観に行ってきたので、今回も滑走順に簡単な感想を。
 オープニングは『Acts of Random Kindness』。実は今回(というか最近いつもだけど)、会場に入ったのがギリギリで開演予定時刻を過ぎていたのですが、案の定開演が遅れてくれて、この曲が始まったときにはしっかり席にいられました。スターズオンアイスのレギュラーメンバーのみの演目で、色々な意味で安心感有り。
 小塚崇彦の『ロミオとジュリエット』は……なんと衣装にスパンコールが付いてました。いつも地味な衣装が定番の小塚ですが、やっと華やぎが……。滑走後は佐藤有香相手に五輪3枠宣言も。お前言ったな、絶対獲れよ。(笑)
 中野友加里は久々の『サユリ』。彼女のエキシビションでは、これが一番好きです。でも、今振付し直したら、もっと幅の広いサユリを演じられそうな気もしました。そういう意味では、凄く進化してる選手だと思います。
 ジェフリー・バトルは『Canned Heat』だそうですが、衣装も相まって、私の中の印象は「何か……ルパンみたいだな……」みたいな。少し、恰幅良くなったかな。アマ引退して、精神的に落ち着いたのかも。
 引き続き同じカナダのジェニファー・ロビンソン。『Angel』だそうですが、年齢の割りに(失礼)曲も振付も可愛らしい印象。こういう歳の取り方もあるのね……。
 トッド・エルドリッジは『I'm Gonna Find Another You』。相変わらず綺麗な滑り……。
 佐藤由香、マイケル・ワイス、ジョン・ジマーマンの3人で演じたのが、『The Dance』という曲。今回、イナ・キョウコがいなくて、ジマーマンどうするんだろうと思ってたのですが、こういう感じになるのか……と。やっぱり余り危ない事はしないのですね。
 マリー・フランス・デュブレイユ&パトリス・ローゾンは『Desire』というプロ。プロのアイスダンスのカップルでは、この人たちが一番安定感ある印象。リンク外でも余り嫌な話聞かないし、色々な意味で安定感のあるカップル……。
 ステファン・ランビエールは『タンゴ』。今回は間違いなく『ポエタ』ではなく『タンゴ』です。(以前間違えてご指摘を受けたので何となく強調してみたり。)もし、今年も競技生活を続けていれば、この『タンゴ』を競技プロとして観る事ができたのだろうかと思うと、何だか切なく……。
 本田武史は『ハナミズキ』。余り日本の曲を演るイメージのある選手ではないので、不思議な感じでした。相変わらず雰囲気たっぷりで素敵でしたが、個人的にこの人には、何となくスパニッシュな曲のイメージが……。
 安藤美姫は『ボレロ』。段々安心して観ていられるようになってきたエキシビション・プロですが、彼女の場合は競技プロが凄く心配……。
 第一部の取りは、SOIメンバーで『Sock Him in the Jaw』。全員おそろいの衣装のコミカルなプロでした。席が遠くて、誰が誰だか余り判らなかったのが残念。
 そういえば第一部では、サーシャ・コーエンが蝶々のような不思議衣装で登場した場面がありました。繋ぎのプロでほんの少しだったし、滑走リストにも載っていませんでしたが、これはこれでがっつり観たかったなぁ……。

 休憩を挟んで第二部は、メンズのみの『We Got It Going On』というプロからスタート。こういうの大好きです。(笑)SOIの何が良いって、毎回メンズオンリィのプロがある事。観ていて顔がにこにこしてしまいます。(多分、傍から観るとニヤニヤしているようにしか観えないと思われますが。)
 申雪&趙宏博は『Ramalama』。申雪のウィッグにも驚きましたが、この人達のこういう雰囲気のプロは初めて観たような気がします。しっとりした曲が滑れる(音楽に助けられなくても充分得点が出るというニュアンスで……。)人達なだけに、余りアップテンポなプロを観た事がなかったなぁ、と……。
 キャシー・リード&クリス・リードは『キャバレー』。これは今期のオリジナル・ダンスかな。確かNHK杯で観た記憶あり。
 ジマーマンはシングルで『I'm Gonna Crawl』。個人的には、キョウコ・イナとのダイナミックなペアが大好きなので、(そして多分、彼女以外のパートナでは、あそこまでダイナミックな演技にはならないだろうと思われるので)叶うものなら、今度は彼女とのペアが観たいです。いや、好きだけどジマーマン。
 そして今回のサプライズであり、女子の視線を釘付けにしてくれたのが、バトルとランビエールの『2億4千万の瞳』。良かった。個人的に曲自体にも思い入れがあるのですが、明らかに日本公演の為にだけ準備してくれたナンバーというのも嬉しいし、世代的に一緒に戦ってきた選手達がこういう雰囲気で滑ってくれるのは非常に非常に安心感があります。いや、こういう穏やかな関係になるまでに長くかかる選手達もいるからね……。
 佐藤由香は『1234』。初めて観るナンバーでした。珍しくジャンプで転んでました。
 ワイスは『Open Arms』。お約束のバック・フリップも。ショウ・ナンバーとしてはやっぱり盛り上がります。
 織田信成は『トスカ』。この曲聴く度に、トリノ五輪のプルシェンコを思い出して微妙な気分になります……。純粋に楽しめなくなっている自分自身に憂鬱になる……。
 コーエンの『月光』。そういえば、コーエンが滑り始める前に、場内真っ暗なまま(多分)靴のサイドかブレード辺りにライトをつけて4人ほどの選手が滑る──といった繋ぎのプロがあって、これがまた誰が滑ってるんだか判らないままに、足首の動きが絶妙に強調されていて、凄く面白かったです。これはもっと観たかったなぁ、などと思ったり……。
 イリヤ・クーリックは『Song for the King』と言う事で、XOIで観たプロの名前が今更判明。王子様っぷりが凄いと思ってたのですが、曲は「王の歌」なのか……。
 荒川静香は『フローズン』。流石の安定感。
 フィナーレは『Roll with the Changes』という曲でSOI全員のナンバーでした。

 今シーズンはアイスショウも多く、試合も関東近郊で開催されたものがあったので、11月からこっちずっとアイスリンク通い強化月間状態でしたが、一応これで3月までは暫く落ち着くかな。でも、シーズンとしてはこれからが本番というか。(苦笑)

 そして来月は、バレエ強化月間の予感……。
posted by HOSHINA Shiho at 02:37| Comment(1) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

クリスマス オン アイス 2008

 3年目に突入して、冬のイベントの新定番にもなってきた──かな? 今年も『クリスマス オン アイス 2008』、XOI の千秋楽公演に行って参りました。

 実は7日はアイスショウに行く前、午前中にネイルサロンの予約を入れていた事もあって朝から結構バタバタしていたのですが、お陰でというか何と言うか……注意力が散漫になっていた事もあり、防寒用のストールやら何やらを入れておいた鞄を、某所で置き引きされてしまいました。中身はスケート観覧用の防寒具の類だけだったので大した害はなかったのですが、鞄そのものがこう…… PAUL & JOE の手提げだったので、それがすっごい残念。

 まぁ、そんな落ち着かない精神状態で観る事になってしまった上に、防寒具が足りなくてちょっと寒かったりしたアイスショウでしたが、今回も備忘録がてら、滑走順とざっくり感想。
 スタートはNHK杯でも観たケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ボジェ。今年のオリジナルダンスのプロだったと思います。
 ローラン・トベル。映像含め、初めて観たスケーターです。パントマイムが印象的なコミカルな『ピンクパンサー』でした。
 ヴィオレッタ・アフェナシェーバ&ピート・ダック。ペア競技出身なのかな。フラフープを用いたアクロバティックなプロで、COIの雰囲気を思い出しました。
 クリスマスオンアイスチームの男性陣のプロ。顔触れからして、プリンスの方々だと思います。PIWとの色合いの違いだろうけど、こっちのアイスショウの方がスタイリッシュな印象。
 シェーリーン・ボーン。『赤はなのトナカイ』をアレンジしたプロ。この人の動きってキレがあって気持ちが良い。ショウって感じがします。
 本田武史。白いタートルネック。初めて観るプロ。穏やかな雰囲気。クリスマス仕様かな。
 井上怜奈&ジョン・ボールドウィン。クリスマス仕様の新プロかな。競技生活を続けながら、こういったオリジナルのプロも滑るというのは、相当な練習量なんじゃないかな──なんて思ってしまうのですが……。
 イリヤ・クーリック。ちょっと不思議な動きのプロ。でも、相変わらずの王子様っぷりは健在。
 荒川静香は『アヴェ・マリア』。2006年の時と同じプロなのかな……う〜ん、憶えておらず。

 第二部の最初はPIWチームの群舞からそのままの流れで、田村岳斗の『サイレント・ナイト』。
 シェーリーン・ボーンの2プロ目は『リビング・オン・ジ・エッジ』。
 ヴィオレッタ・アフェナシェーバ&ピート・ダック。今度はクリスマス仕様のオリジナルのプロ。小道具が大掛かりでこちらもアクロバティック。
 クリスマスオンアイスチームのクリスマス仕様のプロ。
 ローラン・トベルも2プロ目はクリスマス仕様のプロで、サンタクロース姿で滑ってました。小道具の使い方が巧く、退場するまで面白かったです。
 ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ボジェ。今度は競技用ではなく、エキシビションのプロのようでした。
 本田武史の2プロ目。黒い衣装で、こちらも初めて観るプロ。本田ファンとしてはかなりのお得感。
 井上怜奈&ジョン・ボールドウィンは最早定番の『キス』。
 イリヤ・クーリック。とにかくスピードが物凄く速くて吃驚しながら観てました。選手生活引退して、もう何年も経ってるのに凄いなぁ。
 荒川静香&田村岳斗でクリスマス仕様のオリジナルプロ。私は今回、西側の席だったのですが、田村が何度か西側に来てくれて嬉しかったです。というか、彼は東側よりは西側に来る事が多い印象。勘違いかもしれませんが。
 フィナーレはみんな色々やってたけど、個人的にはクーリックと本田のジャンプが印象的でした。ふたりとも相当気合入ってたような……。それにしても、特に国外の選手は殆ど練習してないはずなのに、フィナーレの動きにまとまりがあって、それもちょっと驚きました。

 今回は日程的にこれといったサプライズはなかったけれど、穏やかで娯しいショウでした。何だかんだ言って、行って良かったな、と。あとは鞄さえ戻ってきてくれれば言う事ないんですけども。

 そして、もう日曜も終わってしまったという時刻になって、土曜に時代劇専門チャンネルでやってたはずの『栗塚旭 新選組を歩く』の録画を忘れた事に気付いた! 映画版『燃えよ剣』と併せて先行放送楽しみにしてたはずなのに……。次は10日と14日! 録画予約しなきゃ。
posted by HOSHINA Shiho at 00:37| Comment(1) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

シアター アイスショー『眠れる森の美女』

 そんな訳で話題が前後しているのですが、11月23日にインペリアル・アイス・スターズ演ずる『眠れる森の美女』を観に、厚生年金会館まで行って参りました。インペリアル・アイス・スターズの公演は二度目です。因みに前回は、昨年の『氷の上のスワン・レイク』。
 実は私、そもそも『眠れる森の美女』のストーリィ自体がそんなに好きではなかったりするので、今回の公演はどうしようかと思っていたのですが、10月にイリヤ・クリムキンがこの公演に出る事を知り、ほぼクリムキン目的でこの公演を観に行く事に。
 尤も、幾らストーリィが好きでないとは言え、そこはアイスショウ。
 演劇と違って台詞がある訳でもありませんし、美しい舞台装置と流れるようなスケーティングを観る事が出来たという点で言えば、純粋に娯しかったかな。最後にはクリムキン・イーグルも観られたし、パンフレットにサインももらったし(上演後に公式のサイン会があったのだ。)──クリムキン目的で行ったという意味ではかなり良かったかも。
『眠れる森の美女』というと、普通なら「眠り続けるお姫様」と、「それを助けに来た王子様」が主人公になるはずなのだけど、そこはやっぱりアイスショウ。ストーリィもちょっと変わっているというか、少なくとも今回の公演では、クリムキン演ずる「国王の家来カタラビュート」が一番目立つように創られていて、その辺りも得した気分でありました。

 という事で、実は11月後半の週末は、結構な頻度でフィギュアスケートを観る事になった訳ですが、ここで悩むのが今週末のXOI……。行きたいけど、先のNHK杯で先週末は全然休んでないのも事実だし、他にも予定はあるし。もう年末だしなぁ……。
 う〜ん、どうしよう……。
posted by HOSHINA Shiho at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

2008NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 最終日

 2008NHK杯初日の感想はこちらから。二日目の感想はこちらから。今シーズンに入ってからのフィギュアスケート関連記事まとめ読みはこちらから。
 NHKの公式サイトはこちらです。

 という事で最終日です。最終日は男子フリーとエキシビション。会場に到着した時には13時廻ってなかったはずなのに、入場に時間を取られ、席に着いた時には既に男子シングルの6分間練習中でした。場内に流れるフルッフ観たかったのになぁ。悔しい。どうせ2007年の世界選手権の時のと同じ映像だって判ってるけど。

 ジャマール・オスマン。派手なミスはなかったけれどジャンプが弱いイメージ。フリーも思ったより点数が伸びず残念。
 アンドレイ・ルタイ。スピンのポジションが綺麗……と思ったけど速度は速いとは言い難いか。ジャンプも最初は凄いと思ったけれど、段々跳べなくなって行くのが観ていて辛かった……。
 ペーター・リーベルス。面白いプロだったので、今後上位に上がってくるのを期待。
 アントン・コバレフスキー。ショートの時にも思ったけれど、本当に選曲が巧い。振付師に恵まれているのかな。
 南里康晴。相当調子の悪いイメージが……。全体的に不安定だった印象。やっぱり急に出場が決まったのはキツかったんだろうな。全日本ではもっと安定した演技が観られると期待!
 アドリアン・シュルタイス。前衛的なプロ。クリストファー・ベルントソンも面白いプロを演るから、こういうのはもしかしたらスウェーデンのお家芸なのかな。もっともシュルタイスの場合は、ベルントソンほど飛び抜けて前衛的なイメージはないけれど……。来年のNHK杯も来てくれると良いなぁ。でも、ベルントソンも来て欲しい。
 ケヴィン・レイノルズ。跳ぶとは知っていたけれど、余りにもあっさりと4回転を跳ぶので、「あれ? 本当に4入ってた? 回避したのか?」と観ていて自信が……。でも、結果としてかなりの高得点が出たし、スコアを覧ると跳んだ二回ともちゃんと認定されてる。トリプルアクセルも二回も入ってるしで、何て難易度の高いプロなんだ。これ、しっかり滑りきれたら絶対上位に食い込んで来るじゃないですか。動きもしなやかで綺麗だし、来期が恐ろしい選手。
 スティーブン・キャリエール。アクセルジャンプが尽くすっぽ抜けで、余り得意じゃないんだなぁ、と。でも、スコアを覧ると二回入れてるし、実は得意なんだろうか……。
 無良崇人。最初のアクセルジャンプが1Aになってしまった直後に、果敢にもう一度アクセルに挑戦して来たのには「度胸あるじゃん!」と。勿論、3Aが決まった瞬間は全力で拍手! 『古事記』は日本人に似合う曲だし、気分の良い滑走でした。
 なんかこうやって観るとアクセルジャンプばっか観てるみたいだな。何となく目に付いただけなんだけど。
 ヤニック・ポンセロ。今回の最注目選手です。力強く安定したスケーティング。勿論、スタンディングオベーションです。フランス男子はホントに強豪。今後、ブライアン・ジュベールと共に応援したい選手。勿論、アルバン・プレオベールも応援してます、念のため。(笑)
 ジョニー・ウィアー。ジャンプがひとつ抜けてしまったけれど、完成度の高いプロ……美しい。この人、本当に滑らかで速度があって最高。大好きです。
 織田信成。最初のジャンプに引っ張られて、得意なジャンプまで失敗しかけてましたが、実のところ全然心配してませんでした。ある意味、NHK杯における予定調和というか……。

 織田信成のインタビューの後男子表彰式。2位のウィアーと3位のポンセロの身長が高く、相変わらず中心が低い表彰台に。

 製氷休憩を挟んでエキシビション。
 原則的に上位4位からの滑走でしたが、男子に関しては5位の無良も。
 今回のエキシビションで一番印象が強かったのはやっぱり、ヤニック・ポンセロ。もう、今大会で完全に一押し選手に格上げです! 途中で衣装替えはあるわ、客席に突っ込むわ。(笑)キャンデロロを髣髴とさせる場内の盛り上げは、流石フランス人。来年も来てくれないかなぁ。人気出そうなんだけど……。でも、脱ぎ捨てた衣装は自分で片付けてた……。(笑)
 中野友加里。『サムフェア』は、開放感に満ちていて、ちょっと安心しました。今月はファイナルに全日本とまだまだ試合も続くけれど、地道に築いてきた道だし、五輪まで頑張ってほしいな。
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。ミイラのコスチュームで、少し固めの動きでスタート。こういう動きを観ると、アイスダンスの選手って、すっごい筋肉鍛えてるんだろうなぁ、と思う。ペシャラは途中で衣装替えがあって、後半は金色のコスチューム。メイクからしてクレオパトラなのかな?
 ジョニー・ウィアー。最初は、「コスチュームからして『白鳥』かな?」と思ったのですが、曲が始まってみたら『アヴェ・マリア』でした。美しい……。『アヴェ・マリア』は、ジェフリー・バトルとジョニー・ウィアーのプロが大好きなのですが、何故か女子でこの曲で印象深い女子選手がいない……。強いて言えば……荒川静香とか?
 井上怜奈&ジョン・ボルドウィン。『キス』は、前にFOIで観たプロかな? これはウィアーでも同じだけど、一般的なアイスショウと、試合のエキシビションでは、また観る方もちょっと違う感覚。
 鈴木明子。『リベルタンゴ』。DOIで一度観ていますが、先に書いたような訳で、試合のエキシビションでこのプロが観られてとても嬉しい! 彼女の場合GPSは初めてだし、鈴木明子という選手を知らない人も場内には沢山いたかも知れないけれど、このプロを観てもらえたら、もう忘れられないと思う。
 織田信成。『トスカ』と、アンコールで『仮面舞踏会』。『仮面舞踏会』では途中で転んでしまったのですが、その直後に始まるストレートラインステップに間に合わせるために、リンクの端まで普通に走って移動していたのにはちょっと笑ってしまいました。
 チン・パン&ジャン・トン。NHK総合の放送ではアンコールで滑った『ぽにょ』しか流していませんでしたが、彼らがメインで滑っていたのは『サマータイム』です!
 大取りは浅田真央。こちらもアンコールで『仮面舞踏会』を流していて、何だか『仮面舞踏会』のオンパレードのような大会でした。去年までは、ドムシャバくらいしか使ってるの知らなかったんだけどな、この曲。
 真央はアイラインも綺麗に引けるようになったし、腕のぶらぶらも随分目立たなくなってきたし、これからももっと進化していくのかな。まだ18歳か……若いなぁ。

 今年は男子の上位陣ががっつり抜けてしまったり、意外な選手が躍進してきたりと波乱のシーズンとなっていますが、12月もまだまだ試合が続きますし、各国の国内戦の結果も見守りたいところ。
 そう言えば太田由希奈も引退との事で……。う〜ん……。今年はちょっと、辛いシーズンだな。
posted by HOSHINA Shiho at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

2008NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 二日目

 2008NHK杯初日の感想はこちらから。
 NHKの公式サイトはこちらから。

 という事で、前回に引き続き二日目です。
 二日目はペアフリー、アイスダンスフリーダンス、女子フリー。個人的に、ペアの観戦にはちょっと苦手意識もあったので、無理はせずに、井上怜奈&ジョン・ボルドウィンの滑走に間に合うように会場へ──とやったら、会場に着いたときにはジェシカ・デュベ&ブライス・デービソンが滑っていて若干血の気が引きました。(丁度、この次が井上&ボルドウィンの滑走だった。)
 という訳で今回も印象に残ったところだけさくっと感想を。

 会場到着時はデュベ&デービソンのカルメンがかかっていました。私は余りペアは詳しくないのですが、このペアの滑走はかなり安定した滑りで、寧ろこの後に観た井上&ボルドウィンの方がよっぽどハラハラしました。(苦笑)
 井上&ボルドウィン。ボルドウィンが最初のジャンプで転んでしまったのが痛かった。その後は、ちょっと気になるところもあったけれど大きなミスもなく滑り終えて安心。
 チン・パン&ジャン・トン。圧勝。中国ペアは常に日本で優勝してるイメージ。

 休憩を挟んでアイスダンス。
 ラウラ・マジッターリ&オンドレイ・ホタレック。ホタレックが美形で、非常に雰囲気の美しい『ロミオとジュリエット』。
 キャシー・リード&クリス・リード。曲はモロゾフが付いてるだけあって物凄く本人達の雰囲気に合ってると思う。でも、もっと得点伸ばせる気がする。今後に期待。
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。凄く素敵でした! 場内スタンディングオベーション。勿論私も。これだけ速度があって安定したアイスダンス久し振りに観た。フリーダンスだけだったら、このカップルが圧勝!

 ペアとアイスダンスが終了した時点で、この二種目の表彰式を連続して行い、その後製氷休憩。
 製氷タイムにはどーもくんが出てきて滑ってましたが、どーもくんはスピンで著しくテクニシャンな一面を見せる反面、転ぶと自分で起き上がれないといった弱点を持っており、スーツ姿のスタッフの方が氷上で仰向けに倒れて身動きの取れなくなったどーもくんを起こしに来るなど、ネタなのか本気なのか判らない感じが娯しい感じでした。多分、本気で起き上がれなかったんだろうけど……。

 そして二日目の目玉、女子シングル。
 カタリナ・ゲルボルト。カルメンの使い方は巧いと思ったんだけど、ショート同様やっぱり転び過ぎのイメージ。アレクセイ・ミーシンの教え子にしては珍しいタイプ……。ミーシンが女子を見てる事自体珍しいと言えば珍しいけど。
 長洲未来。途中で諦めちゃってるのが判るというか……ミスが多かったから仕方ないけど、最後まで滑り切って欲しかったな。全米チャンピオンなのに……。でも、ちょっと前の真央もこんな感じだったかもって気もする。
 シンシア・ファヌフ。驚くほどジャンプのすっぽ抜けが多くて残念。ちょっと前のロシェットもこんなタイプだったイメージが。最近のカナダ女子の特徴?
 カトリナ・ハッカー。ジャンプさえ安定すればすぐに上位に上がってきそうなだけに残念。スパイラルの美しさはホント、群を抜いてる感じがするんだけど……。
 中野友加里。前日の失敗もあり、見てる方にまで緊張が伝わってくるような滑り。トリプルアクセル回避は仕方ないかな、と。でも、ほぼミスなく終えた印象。終わった後泣いていて、辛かったんだろうな──と……。
 鈴木明子。素晴らしい『黒い瞳』。サーシャ・コーエンのイメージの強い曲だけど、この『黒い瞳』も泣いてしまった。本当によくここまで復活してきたな、と。
 アシュリー・ワグナー。ステップに速度がないのが気になったけれど、もっと高得点でも良かったんじゃないかと……。というか、幾ら何でも不当に得点が低いように思ったのは私だけではないはず。会場でも余りの点の低さに響動めきが沸いてたし。
 浅田真央。トリプルアクセルからのコンビネーションジャンプを跳んだ場所が、比較的目の前だったので(ロングサイド北側中央辺り)凄く良く見えて思わず「やった!」と叫んでしまいました。スコアを覧ると回転不足と判定されてしまったようですが、これが生で観られたのは良かったな。優勝したことより、これが観られたのが嬉しかった。

 日本女子3人のインタビューの後、引き続き女子の表彰式。表彰台日本勢独占でおめでたい雰囲気でしたが、やっぱりワグナーの得点の低さがどうも納得行かないというか……う〜ん。

 そしてこれ、三日目に続きます。
posted by HOSHINA Shiho at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 初日

 ちょっとばかり順番が前後しますが、折角なのでこの話題から。
 今年は久し振りに国立代々木競技場でNHK杯開催──という事で、会社の方は有給を戴いて、がっつり会場観戦して参りましたよ。代々木でのグランプリシリーズはトリノ五輪直前のファイナル以来でしょうか。とにかく、試合でこの会場に行ったのは、随分久し振りのはず。夏にはコンサートで行ってたけど。(笑)
 初日はオープニングセレモニー、アイスダンスコンパルソリー、ペアショート、男子ショート、女子ショート、アイスダンスオリジナルダンス──というラインナップでしたが、コンパルソリーを全て観るのは流石にちょっと辛いかと思い、とりあえずペアに間に合うように、(コンパルソリーの途中から)会場へ。
 会場に着いた時点で、まずは今回の試合の欠場選手の確認。カナダのアナベル・ラングロワ&コディ・ヘイのペアが欠場。変わってカナダのモニカ・ピソッタ&マイケル・スチュワートのペアが出場。それからロシアのエカテリーナ・シェレメティエワ&ミハイル・クズネツォフのペアが欠場。変わってこちらはイタリアのラウラ・マジッターリ&オンドレイ・ホタレックが出場。それからご存知の通り、高橋大輔が欠場、変わって南里康晴が出場。ロシアのセルゲイ・ドブリンが欠場、変わってドイツのピーター・リーベルスが出場。カナダのテッサ・バーチュー&スコット・モイヤーのカップルが欠場、変わってイタリヤのイザベラ・パヤルティ&ステファノ・カルーゾが出場。
 個人的には、高橋は言わずもがなとして、ドブリンの欠場が非常に残念。彼は絶対に4回転跳ぶので、是非観たかったのですが……。

 流石に、これだけ競技があると全ての感想は憶えていられないので、印象に残ったところだけざっくり感想を。
 まず、ペアショートから。
 ミーラン・トロンブリー&ローレアノ・イバラのは、曲名は知らないながらも、静かなピアノ曲。これは今の彼らの実力ではちょっと難しいんじゃないかな、などと思ったり。
 モニカ・ピソッタ&マイケル・スチュワート。何と曲はマートンのトスカ。う〜ん、これはプルシェンコのイメージが強すぎてまだちょっと……。
 ラウラ・マジッターリ&オンドレイ・ホタレック。マイケルジャクソンの曲でノリが良く、場内に手拍子も。
 井上怜奈&ジョン・ボルドウィン。半ば自国開催みたいなものとは言え、物凄い盛り上がりで場内スタンディングオベーション。素敵でした。彼らの演技は、安定感がそこまであるとは思えないんだけど、華があって盛り上がる。以前観た全米優勝時の動画でもそんな感じだった記憶があります。
 チン・パン&ジャン・トンは、逆に安定感が物凄くあるイメージがあっただけに、転んだ時には驚きました。
 ペア競技でちょっと面白かった事といえば、フラワーガール3人組とその先導のおぢさんかな……ちょっと説明するの難しいんだけど。(笑)これは、周囲に会場観戦した方がいらしたら是非訊いてみてください。これだけ言えば、笑って教えてくれると思います。

 休憩を挟んで男子シングル。
 アントン・コバレフスキーは曲が良かったと思います。曲の勢いに助けられているというか。
 ペーター・リーベルスは全体的に難易度が低いイメージながら安定感。場内手拍子沸きました。
 ジャマール・オスマン。2007年の世界選手権の時に、諸般の事情で殆ど演技が見られなかった選手だったので楽しみにしていたのですが、全体的に躯が長い……。でも、やっぱりスイスの選手と言うか、ちょっとランビエールと雰囲気が似てるかな。華のある踊りが目を引きました。
 南里康晴。最初のジャンプが微妙だったけど、全体的には良い仕上がりだったかも。
 アンドレイ・ルタイ。アレクセイ・ミーシンコーチの教え子という事で、それだけで注目度の高い彼ですが、すっごくプルシェンコに影響を受けているのが顕著で……微笑ましいかな。顔も格好良いですが、今後に大期待!
 無良崇人。想像以上の安定感。彼はインタビュー記事など読んでも謙虚な感じで好感度大です。日本も数年すると無良・小塚時代の到来かも。
 アドリアン・シュルタイスは5月のジャパン・オープン以来ですが、既に日本でも人気が出ているようで、得点待ちの際に、キスクラで彼を模したぬいぐるみを抱えてました。びっくり。
 織田信成は『仮面舞踏会』。この曲は、去年ドムシャバがGPS初戦でトンデモ(な低い)点を出したので印象深かったのですが、今年は浅田真央もフリーで使っていて不思議な感じ。予想通りの高得点でした。
 ケヴィン・レイノルズ。彼も4回転を跳ぶ選手なのでフリーがとても楽しみ。まだシニア2年目ですが、今後に期待。
 ヤニック・ポンセロ。今回最高でした、彼。男子で唯一スタンディングオベーションした選手。凄く好みの滑りです。どうやら私、キャンデロロと言いジュベールと言い、フランスの男子の滑りが好きなようです。
 スティーブン・キャリエール。とてもくねくねした踊りのイメージがあったのだけど、意外にそうでもなかった……。
 ジョニー・ウィアー。素敵でした。う〜ん、彼の方が織田より高得点かと思ったのですが、意外でした。

 休憩を挟んで女子シングル。
 カタリナ・ゲルボルト。彼女もアレクセイ・ミーシンコーチの教え子だったのですが、ジャンプで尽く転びまくっていて……痛々しく……。
 アネット・ディルト。綺麗なプラチナブロンドが目を引く選手ですが、ジャンプは不安定。ディダクション2……。
 シンシア・ファヌフ。カナダの新鋭ですね。第一グループの中では一番の安定感でしたが、今後のカナダを思うと、まだまだ?
 カトリナ・ハッカーは、スパイラルの時に脚が上下に180度開く選手です。まるでサーシャ・コーエンのような美しさ。とは言え、ジャンプがまだまだ不安定。
 鈴木明子。ジャンプはともかくとして、全体的に綺麗にまとまってました。復活は嬉しい限り。
 金羅英。韓流ドラマのような曲でした。
 アシュリー・ワグナー。アメリカの新鋭。アメリカ勢の中では群を抜いた安定感。
 長洲未来はちょっと残念な感じでしたが、今後に期待? まだまだ若いもんね。
 ラウラ・レピスト。フィンランド勢では既にコルピを抜き去ってしまった感も。今後上位争いに確実に混じってくるであろうと予想。
 中野友加里。ジャンプが幾つか抜けてしまい残念。自国開催で気負っちゃったかな……。
 浅田真央。言う事なし。上々な仕上がり。

 休憩を挟んでオリジナル・ダンス。
 キャシー・リード&クリス・リード。う〜ん、まだまだ。インタビューを読んだ感じでは、まだクリスの脚が本調子じゃないのもあるのかな。アイスダンスの選手は息の長いイメージがあるので、今後まだまだ頑張ってもらわないと!
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。安定感はぶっちぎり。ペシャラが美人で好きです。
 フェデリカ・ファイエラ&マッシモ・スカリ。ファイエラがお腹から転んだ(表現が微妙か……。)のには吃驚しました……。それでもオリジナル・ダンス終了時点で1位。ちょっと驚き。

という事でざっと感想書きましたが、これ二日目に続きます。
タグ:スティーブン・キャリエール 国立代々木競技場 NHK杯 グランプリシリーズ アナベル・ラングロワ コディ・ヘイ モニカ・ピソッタ マイケル・スチュワート エカテリーナ・シェレメティエワ ミハイル・クズネツォフ ラウラ・マジッターリ オンドレイ・ホタレック 高橋大輔 南里康晴 セルゲイ・ドブリン ピーター・リーベルス テッサ・バーチュー スコット・モイヤー イザベラ・パヤルティ ステファノ・カルーゾ ミーラン・トロンブリー ローレアノ・イバラ マートン トスカ 井上怜奈 ジョン・ボルドウィン チン・パン ジャン・トン アントン・コバレフスキー ジャマール・オスマン ランビエール プルシェンコ ステファン・ランビエール エフゲニー・プルシェンコ アンドレイ・ルタイ アレクセイ・ミーシン 無良崇人 アドリアン・シュルタイス 織田信成 仮面舞踏会 ドムシャバ 浅田真央 ヤニック・ポンセロ キャンデロロ フィリップ・キャンデロロ ジュベール ブライアン・ジュベール ジョニー・ウィアー カタリナ・ゲルボルト アネット・ディルト シンシア・ファヌフ カトリナ・ハッカー サーシャ・コーエン 鈴木明子 金羅英 長洲未来 アシュリー・ワグナー ラウラ・レピスト コルピ 中野友加里 キャシー・リード クリス・リード ナタリー・ペシャラ ビタリー・ブチコフ ペーター・リーベルス マッシモ・スカリ フェデリカ・ファイエラ ケヴィン・レイノルズ
posted by HOSHINA Shiho at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月21日

新たな衝撃、その波紋。

フィギュアスケートのステファン・ランビエールが引退を表明した。
tsr.ch(記者会見のニュース映像はこちらで)

 五輪プレシーズンにあたるこの年に、ジョニー・ウィアーと同じコーチに師事する事を決め、拠点をアメリカに移したステファン・ランビエール。こういった変化を自らに課した以上、少なくともその時の彼は、今年も現役選手として競技生活を続けるつもりだっただろうし、我々観衆もまた、それを疑ってなどいなかったと思う。
 それが。
 COIで華麗に滑っていた彼を観たのは、つい1ヶ月程前の事なのに。
 そんな彼が、程無くしてグランプリシーズのスキップを表明し、更にはかのCOIから約1ヵ月後にあたる10月17日には現役引退を表明する事になるなんて、誰が想像したと言うのか。

 ジェフリー・バトルが世界選手権で金メダルを獲って現役引退を表明した時も、今回のランビエールの引退表明でも、彼らの言葉の端々に浮かび上がるのは『五輪の金』への野望で、それはプルシェンコのファンをやって来た身としては、何だか凄く良く判るというか──解らないけど、分かると言うか。とにかく、「それ」以外の全てを手に入れながら、もう「それ」を手にすることが適わない事を本人が納得した瞬間に、彼らは自らの現役生活に終止符を打つ事を決意した訳だけど。
 それはある意味当然な気もするし、記者会見の写真や映像を覧ていると、そういうものなのだろうとも思えるのだけれど。でも。

 ──ああ、またじゃないか。
 ──また、前の五輪の表彰台に昇ったふたりが、次の五輪の前に消えてる。

 そう気付いた瞬間は、何だか酷く哀しくなった。
 フィギュアスケートと言うのは、何とも過酷なスポーツである。
posted by HOSHINA Shiho at 00:24| Comment(1) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月12日

嘗ての衝撃、その続き。

フランスのアイススケーター・キャンデロロが荒川静香、浅田真央にラブコール

 ええと……何から話せば良いんだっけ。2006年の冬だったから、丁度トリノ五輪の直前にあたる時期だな。
 2008年にはプロ・スケーターも引退するとか、その時には日本でもアイスショウを演るとか、私の大好きなフィリップ・キャンデロロという選手──スケーターが、そんな事を言ったって情報を読んだのは。

 でも、いざ2008年を迎えたこの春、少なくとも私の元には、そういった類で信憑性ある情報は入っては来なかった。そりゃ、その時期は仕事の方も慌しかったからかも知れないけど……でも、結構注意してチェックしてたつもりだったから、どうなったかなって、頭の端でいつも考えてはいたんだよね。結論から言えば、上の記事を読む限り、件のツアーそのものはちゃんと今年の2月から始まっていたって事だし、引退報道も本人の予告どおりって事なんだけど。
 でも、このニュースのお陰で、件のアイスショウが日本でも間違いなく開催されるって事もちゃんと判ったし。10日の朝、1日遅れでこのニュースを見つけた時の私の衝撃と来たら──。それこそ、周囲にも触れ回った程で。
 まぁ、それくらい待ってた訳ですよ。このニュース。

 さて。さっきガンダム00を観ようと思って17時ちょっと前にTBSを廻したら、何故か今度開催される『眠れる森の美女』のプロモーション番組が流れていて、去年の時点では引退報道がなく進退不明──とか書いていたイリヤ・クリムキンが、ばっちり大澄賢也と語らっておりました。まぁ、クリムキンは今年もグランプリシリーズのエントリィがなかったから、もうそれ程驚きもしなかったけど……。
 今度のアイスショウに出るのですね。そりゃ、ここのアイスショウは去年も行ってるし、結構好きなんだけど……。

 ──何と言うか、多分報道の仕方なんだと思うんだけど!

 無念。
posted by HOSHINA Shiho at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

Champions on Ice 2008 JAPAN TOUR - 新横浜公演

 う〜ん……。どちらかというと、ジェフリー・バトルの現役引退に動転している今日この頃なのですが……。こうなってしまうと、先の世界選手権で金メダルを獲れた事、今となっては良かったのかもしれない──とか思う。最初にあの時の表彰台写真を眼にした瞬間は目が眩む想いだったし、バトルとブライアン・ジュベールの舌戦に関しては、正直、爽快感さえあったんだけど……。
 こういう事書いちゃうと誤解されそうだけど、私は別にジェフリー・バトルが嫌いだったって訳じゃないし、それこそ彼の滑りを生で観た時は本当に吃驚した位で、寧ろ好きな選手の部類だっただけに、今回の引退表明は余りにも急で……今はちょっとまだ呆然気味というか。エントリーしてたスケート・カナダとカップ・オブ・チャイナも白紙みたいだし。
 バトル君の引退については、また……スケート・カナダが終わった辺りで書けると良いな。個人的にはスケカナのエキシビションに期待してるんだけど。ヤグディンの引退の時みたいに、なんかやってくれると良いな、とか……。

 と。
 そんな微妙な心境のまま、腫れまくった目許を押さえつつ(バトル君の引退に泣き腫らした訳ではないのですが。)新横浜プリンスホテルスケートセンターで開催されていたチャンピオンズ・オン・アイスの千秋楽公演に行って参りました。
 今回の公演は『カルメン』がテーマなんだそうで、とにかく事ある毎にカルメンカルメンとナレーションが入っていて、「そこまで強調しなくても群舞で判るって……。」と、やや辟易。とは言え、こういった一貫したテーマを持ったアイスショウなら、PIWよりはCOIの方が好みだし、特に今回は、滑りだけで魅せるといった感じが強かった事もあって、全体的に綺麗にまとまっていて娯しめたように思います。強いて難を言うなら、ちょっと日本人選手が多すぎたというか。
 今回も判る範囲で滑走順に感想。
 オープニングの群舞で一番眼を惹いたのは、何と荒川静香。この人がこんな風に感情豊かな演技をするようになるなんて──と驚愕を禁じ得ず。選手時代はこう……朗読で例えるなら(?)「立て板に水を流すような流暢な棒読み」という感じだったので、新境地開拓と言うか。凄い進化だなぁ、と。
 トップは西野友毬。(TOIををCOIの日本公演とするなら)COIに出るのは二度目かな? ノービス時代とジュニア時代とで共にCOIに出た選手というのは、日本では彼女くらいでしょう。日本の出世頭ですね。
 織田信成は今シーズンのショートプログラム。最初のジャンプでいきなり転んだところを観ると、(記憶違いでなければ)多分アクセルジャンプじゃなかったと思うので、もしかして今年こそ4T入れる調整をしてる……? 
 スルヤ・ボナリーは予想に反して、ちょっと柔らかめのプロ。でも、十八番のバック・フリップは健在。(笑)
 ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザは、ヴァイオリンとのコラボで『ラ・クンパルシータ』。この人達を意識して生で観たのは初めてのはず。いかにもアイスダンス然とした、しっとりした雰囲気が素敵でした。
 本田武史もヴァイオリンとのコラボで『Nyah』。すっかり見慣れたプロですが、ショウ全体の雰囲気に合ってて良かったです。
 井上怜奈&ジョン・ボールドウィンもヴァイオリンとのコラボで『白鳥の湖』……というより『ホワイト・レジェンド』というのかな。コミカルなプロのイメージが強いペアだったので、こういうの観ると印象が変わります。
 村主章枝はDOIと同じく『ウィンナー・ワルツ』。
 荒川の『フローズン』は、衣装がかなり個性的というか。まぁ、この人の衣装はいつも個性的か……。
 一部の取りはジョニー・ウィアー。名前を知らないプロだったのですが、流石の安定感で素敵プロでした。ただ、第二部のプロを見てしまうと、そっちが強烈過ぎて、こっちの印象はやや弱め……。

 休憩を挟んで第二部は、スルヤ・ボナリーから。またしても柔らかめの曲。パワフルでダイナミックなイメージのボナリーが、こういうタイプの曲でまとめて来るというのは、ちょっと新しい感じ。
 武田奈也はちょっとしっとりした感じのクラシックかな? こういう曲が遜色なく滑れるようになってしまったのだと思うと、なんとも感慨深いというか。DOIやMOIではジュニアの頃から観ていたけれど、ずっと観ている選手がこうやって目を見張るようなプロを見せてくれると、何だか凄く感慨深い想いです。
 井上&ボールドウィン2プロ目。ライティングが凝ってて、余り日本では観ない演出。ライトの方に気を取られてしまった。(笑)
 本田の『ロミオとジュリエット』とマリナ・アニシナ&グウェンダル・ペーゼラの『フラメンコ』は、もう連続で雰囲気が堪らない感じで。観客の心にぐっと来る感じの滑りというのは、日本だとまだ本田が一番って感じがします。こういった演技は元々十八番なイメージですが、改めて再確認。
 安藤美姫の『ボレロ』はまだまだ良くなりそう。今年は何回このプロが拝めるかも楽しみです。
 ウィアーの『白鳥』は、言わずもがなのスタンディングオベーション。やっぱり彼はこういう感じのプロが良いんだよなぁ。名プロなのでエキシ復活は嬉しい限り。
 ステファン・ランビエールの『ポエタ』は、流石真打というか。ヴァイオリンやアントニオ・ナハーロとのコラボも圧巻だったけれど、とにかくプロ全体が締まっていて美しいと言うか。今年も活躍が楽しみです。といっても、この人はシーズンの初めは毎年調整不足なイメージが。今シーズンの彼の最初の試合はスケート・カナダですか……。う〜ん、見どころ多いかも、スケカナ。
 大取りは荒川で、川井郁子の『新世界』より『夕顔』。雰囲気は素晴らしかったのだけれど、和服系のコスチュームは本当に難しいのだなぁと思います。裾が短いからかなぁ。エッジに当たると危ないかもしれないけれど、もう少し和服然とさせるか、あとは中野友加里の『SAYURI』みたいに、衣装に関しては色だけで攻めるか、どっちかな気がします。中途半端な事をすると、「外国人がイメージした日本」みたいで、ちょっと違和感があるというか。
 アンコールではウィアーと本田と荒川が登場してカーテンコール──というか、ご挨拶。特に凝った事はなかったけれど、まだお芝居の続き?って感じで、愉しい雰囲気のまま終了でした。
 今回のCOIは、行ったのが最終公演だった事もあってか、すっごく場内盛り上がって愉しかったので、それだけでも十分満足だったりするのですが、偶々ジェフリー・バトルの引退表明と重なったこともあって、「自分はどうして、そうまでしてアイスショウに脚を運ぶのか」という自身の行動に対する回答も得たところがあるかなぁ、と。尤も回答なんてずっと前から判っていて、それはプルシェンコの時に、精神的に散々痛い眼を見たから──というと語弊があるな。(苦笑)要は、アレだ。眼に焼き付けておきたいんだな、彼らの滑りを。その背筋がしなやかな弧を描ける内に。その脚が、高く速く──宙を舞う事ができる内に。
 その瞬間に立ち会いたいという、一観客のわがままな野望というか。

 もう来月末にはシーズン入りですか。今シーズンはコーチや拠点の変更によって、どの選手がどういった方向性に向かってくのかを眺めるシーズンになるかなぁ、と思ってます。どちらかというと戦々恐々とシーズンインを待ってる感じですが……。
posted by HOSHINA Shiho at 02:59| Comment(1) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

フレンズ オン アイス 2008

 そんな訳で(?)順番が前後していますが、今月5日に『Friends on Ice 2008』、FOI2008に出掛けて参りました。今回の公演は5日と6日に2回ずつの全4回公演だったので、千秋楽に行くなら6日だったのですが──珍しく今回は、5日の夜の回をセレクト。千秋楽の回を選ばなかったのは、このアイスショウの日程をすっかり忘れていて、6日は先にフェイシャルの予約を入れてしまっていたから……というのもあるし、ご一緒した同僚嬢の都合もありまして。まぁ、そんな事もある。
 丁度、その前の週末がDOIだったので、二週連続での新横浜プリンスホテルスケートセンターでのアイスショウとなった訳ですが、やっぱり色合いが全然違っていて面白かったです。ライトの演出なんか、かなりしっかり造り込んであったというか。ああいうライティングを観てしまうと、本当にエンタテイメントだなって思います。それと、XOIにしてもFOIにしても段々宮本賢二の色が強くなるな──とか思ってたら、何と今回は番狂わせでシェーリーン・ボーン色が急激に出てきて、これがまた新鮮で。女性的というか。布一枚、腕の動きひとつ取っても、ちょっと違うんですよね、こういうの。ボーン色の強いアイスショウは、流石に今後も余り見る機会がなさそうなので、今回はすっごく得した気分でした。当初はベルアゴが一番大きな目的だったんですけども、今回はショウ全体が想像以上に充実していて、行って大正解でした。

 結構時間が経ってしまったので、あくまで憶えてる範囲で感想。
 今回は、ゲスト出演のキッズスケーターにも『サラバンド』というお題があったようで、最初に滑った子が『サラバンド』でした。
 中庭健介は『ロミオとジュリエット』。実はこれ、生で観たの初めてでした。以前、TVで観た事があったけれど、その時は余り調子が良さそうじゃなくて……。でも、今回はすっごく素敵でした。銃や煙草といった小道具も洒落てると思うし、彼の場合、創り上げる雰囲気も独特なので、ジャンプが決まるともうホント秀逸プロ……! 大好きです。
 小塚崇彦。私は昨シーズンは殆ど試合を追いかけられなかったから、DOIと今回と、この人の雰囲気が以前とすっごく変わっていて、何だかいちいち驚いてるような気がします。公式を確認する限り、新シーズンのショートプログラムなのかな? ラストのアップライトスピンとか観ても、今はスピンにちょっと力入れてるのかな、とか思いました。
 恩田美栄──実は、彼女のプロの時に、今回のショウのライティングの力の入れように、ちょっとした確信を持ったと言うか。多分、今回のショウで一番凝ったライティングで滑ったのがこの人だと思います。
 本田武史は『Nyah』。素敵でしたが、私の席(北西)は、本田ファン的には余りお得じゃなかったなぁ。『Nyah』は南寄りの方が見どころが多いプロだと痛感……。う〜ん、PIW用なのかな。あと、ジャンプ跳び方ちょっと変わった? 何というか……ちょっと開くのが早くなった感じが。気の所為?
 ボーンは女子の中でも結構独特な雰囲気──なんて、観る度に思います。やっぱりセクシーさも然る事ながら、こう……肉体感というか躍動感というか、ちょっと表現し難いんですが。何にしても、日本人でこういう雰囲気のスケーターっていないので、プロ自体は以前も観た事があったんですけども、新鮮だなぁ、と。
 田村岳斗は多分、初めて観るプロだったかと。ベルベットっぽい素材のグリーンの衣装が印象的で。でも、本田の衣装とちょっと被ってたな、という気も。
 井上怜奈&ジョン・ボールドウィンのペアは、いつもコミカルでストーリィ性のあるエキシビションナンバーで、こういった雰囲気も、余り他のペアでは観ないな、と思います。最後に熱くキスを交わしてました。
 佐藤有香。凄く変な言い方なんですが、私にとってこの人は音楽が流れてても、エッジの音を聴きたくなるスケーターです。足許ばっかり観ちゃうというか……。
 グループナンバーは『オペラ座の怪人』で、これは2006年のFOIから参加していたメンバーだけで構成されたプロだったのですが、荒川静香と中野友加里のふたり揃ってのイナバウアーなんか凄く綺麗だったし、高橋大輔は『オペラ座の怪人』という事で、例の衣装で例の十八番のステップを滑ると言う──もうね、「何だこのゴージャスなプロ」みたいな感じでした。荒川、中野、田村、本田と揃ってイーグルとか、もうそれだけで壮観で。誰を観たら良いか迷うと言うか。(笑)
 抽選会を挟んで後半は、荒川から。最初は『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』だったのですが、途中で「これ前も滑ったじゃん」みたいな突込みが入り、その後は3曲程連続で人気の既存プロ&新プロを滑ると言う荒業をやってくれました。しかも全部衣装替え有りという、これまたゴージャスプロでした。3曲の内のひとつは『キャンディマン』。ひとつは判らなくて、もうひとつは『蝶々夫人』。『蝶々夫人』でボーンが再登場して、荒川とのふたりプロを披露してくれました。振付も勿論ボーンという事で……。どんだけ。驚きました。ボーンのプロも割と腕遣いが特徴的だと思うのですが、やっぱりモロゾフの顔撫でとは一味違っているというか。う〜ん、指先というよりは、腕の動きそのものを強調する感じというか……巧く言えないけど、そういう感じで。ちょっと新しい荒川発見?
 ノービスの子が滑った後、恩田がピンク色の素敵なドレスで登場。マネキンを氷上に置いての『スウェイ』だったのですが、マネキンは余りなくても良かったような……。
 田村は『シングシングシング』。フィギュアでは定番ですね。もう『ロッキー』みたいなお巫山戯プロはやらないのだろうか……。
 中野も小塚と同様、今回が新ショートのお披露目という事で『ロマンス』。
 本田の2プロ目は『ロミオとジュリエット』。
 タニス・ベルピン&ベンジャミン・アゴスト。ベルピンは髪の毛切って正解だったと思います。このカップル、段々セクシー度が増してる気がします。どうでも良いけど、私はアゴストにしてもシャバリンにしても、胡散臭い雰囲気の男性が好きなようだ。言ってみたかっただけ。ライサチェックの紹介で登場だったのが……いや、良いけど……。
 高橋はDOIでも滑った新シーズンのショート。ライティングが凝っていて、DOIとは違う印象を受けました。相変わらず調子良さそう。
 チン・パン&ジャン・トン。もしかして、ショウでこの人達を観たのは初めて……だったような。違ったかなぁ。中国はペアの層が厚いので、なかなかエースのイメージが湧かないのですが、思ってたより素敵だったかも。
 エヴァン・ライサチェックは、先のJOでも滑っていたマイケル・ジャクソンの曲、『ビリー・ジーン』。しかし、ライサチェックをこんなに日本で観るようになる日が来ようとは……。高橋からの紹介で登場だったのが印象的。
 そして再び荒川静香。ボーンの振付で、マドンナの『フローズン』だそうです。先にも述べてますが、やっぱり振付師が違うとイメージがかなり違う……。
 因みに、私が観に行った回は、柔道の谷本歩実選手が来てまして、ショウの終わりに荒川から紹介がありました。

 FOI、XOIと荒川プロデュースのアイスショウも何度か観ていますが、今年のFOIは、一番最初のFOIの次に印象に残ったように思います。新しいというか、温かいというか……。同じ日本人がプロデュースしてるだけに捉え処も解ってるし、SOIやCOIとはちょっと違った満足感があって良かったです。
 PIWの東京公演はちょっと行くかどうか判らないのですが、今回はFOI観られたから満足かな、なんて……。
posted by HOSHINA Shiho at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月30日

ドリーム オン アイス 2008 フィギュアスケート日本代表エキシビション

 と言う訳で今更前置きするだけ意味ないというか、今年も『Dreams On Ice 2008 フィギュアスケート日本代表エキシビション』の千秋楽公演に行って参りました。
 ざっくりとした感想を言うなら、「このイベント年々大きくなるなぁ」……とか? プルシェンコの来日に釣られて初めて行ったのが2005年。その時は立ち見席もなければ氷上席も1列だけで、確か公演回数ももっと少なかったはず。今回は千秋楽の後のお巫山戯も割りと控え目で、澤田亜紀も浅田舞もおらず、色々と複雑な心境のエキシビションでした。他にも、観ていて複雑な想いに捕らわれた場面は幾度かあったのですが、それはちょっとここで書く事じゃないかな……。
 既に地上波でテレビ放映があったと思うので、とりあえずいつも通り、滑走順にひとりひとり感想を。

 石川翔子……手の振りがない時に腕がぶらぶらしてるのがすっごく気になる……。手先に振りがある時の動きがやたら丁寧なだけに、何もない時のおざなりさ加減にびっくり。こういう選手他にもいるけれど、ジュニアだからかな? 殊に顕著に感じられました。
 羽生結弦。今回転びまくってましたが、あれだけ転んで最後まで滑りきっただけ立派。まだ少年と言った感じで、柔軟性も高くて今後に期待。
 西野友毬は今までも何度か観た事あったかな。そつのない滑りで着々と成長中って感じ。
 佐々木彰生は多分今回初めて観たと思うのですが、今後もこういう路線で行くのかな? 極めれば、今までの日本にいないタイプの選手になるかも。
 水津瑠美はオープニングのスパイラルからとても綺麗で期待大! だったのですが、噂の『ナディア』は振りも衣装も予想通り、とっても素敵でした。衣装については最高に好み。色も模様も好き。惜しむらくはジャンプかな……。ジャンプさえ安定すれば言う事なしってくらいの印象。今回、これでファンになった人沢山いるだろうな。
 無良崇人は、雰囲気が随分替わったなぁ、と。演技や雰囲気も成長期って感じ。どこまで行くかはこれからのお愉しみでしょうか。彼はインタビューなどでも、人に対する敬意が凄く伝わってくる感じなので、個人的に結構好きです。
 今回の女王は何と言ってもこの人! という訳で、今回のDOIで最も光を放っていたのは鈴木明子だと思います。キレの良い『タンゴ』で一部にも関わらず場内総立ち。今年はNHK杯のみとは言えGPSにも参戦という事で、活躍に期待です。
 中庭健介はジェームス・ブラントの『ユア・ビューティフル』。この曲、フィギュアスケートでもやや食傷気味なくらい聴いていただけに、曲だけでおなかいっぱいになりかけました。でも、ドラマチックな感じの表現は素敵なんだよなぁ。
 武田奈也は年々良くなってるイメージ。エキシビションは一昨年のプロが一番好きですが、(そしてそのDOIの時のラフな衣装……もしかしたら私服だったのかな? が、曲に一番合っていたように思ったのですが……。)今年は、しっとりとしたナンバーとアップテンポのナンバーを同時に滑る感じで、充実感のあるプロだと思います。
 織田信成は『トスカ』。トスカ……う〜ん、微妙な心境。トスカは良プロが沢山思い浮かぶだけに。また、彼の場合は滑り終わった後、場内に向けて挨拶がありました。彼は去年の全日本に出ていませんから、今年のGPSはNHK杯だけの参戦になりますが、とりあえず見守る感じで。
 村主章枝の今回のプロは、凄く彼女の雰囲気に合ってて良いな、と。ただ、勝者向きのプロって感じではなかったかな。今年の彼女はもう勝ちに行くというよりは、限界まで滑り続けるって感じなのかな……。
 女子のシンクロに関しては……何と言えば良いのでしょう。始まった瞬間、席を立つ人が多すぎて。流石にこれは失礼だろうと……。

 第二部は南里康晴から、『津軽海峡冬景色』。ジャンプのタイミングも良く、日本人にとっては笑いどころたっぷりなプロでしたが、これって海外とかで演るとどうなんだろう。(笑)結構普通に受け入れられるような気もします。彼の場合、DOIはお遊びプロのお披露目会になってるような。でも、そういった所謂プレゼンテーションの強化を目的としているなら、これは成功なんだろうな。
 安藤美姫の演目は『ボレロ』。バレエのボレロを髣髴とさせる衣装はブラックベースにアクセントの赤。ボレロと言えばシルヴィ・ギエムのイメージが強いので、何となくこの曲は女王のみが赦される──といった個人的な想い入れもあり……。プロ自体はまだまだ滑り込んでいく必要がありそうだけれど、彼女の今年の活躍に期待したいと思います。
 小塚崇彦。この人もシニアになったんだなぁ──と、つくづく。以前は殆ど踊れていなくて、時々観ていて気恥ずかしくなる事さえあったのですが、大分垢抜けてそういった印象も取れてきたな、と。
 中野友加里のプロは、既にかなり滑り込んでる印象が。ちなみに、オープニングで滑ってくれたのは、このプロのイナ・バウアーから後の部分かな? バレエ・ジャンプなんかも入っていて、いかにもエキシビション向きで実験的なプロだな、と思ったのですが、今年は競技用プロにもイナ・バウアー入れて来るのかな。
 川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ組は、先の東京世界選手権以来かな。川口は日本人とは言え、雰囲気はいかにもロシアペアって感じでした。彼女は途中で手を怪我しちゃったのかな……フィナーレも出て来なくって。お大事にしてください。
 ステファン・ランビエールのプロは、去年までのフリーの『ポエタ』をエキシビション用に改変したものだと思うのですが、このプロに関しては南側から観た人はかなり面白かっただろうな。振付師のアントニオ・ナハロ氏もずっと動いていたので、多分彼とランビエールの動きがシンクロして観えてたんじゃないかと予想。私は西側席だったので、ランビエールの動きを追うだけで必死でしたが。
 サラ・マイヤーは今回も衣装が品良く素敵で、スピンの時の氷の密やかな音も素敵で、この人は年々氷上での美しさに磨きがかかっている印象。陳露を思い出すというか……。
 ジョニー・ウィアーは『アヴェ・マリア』。個人的に、今回はこれが一番素敵だったと思います。ジェフリー・バトルの『アヴェ・マリア』も好きなので、こういう系統の人が滑る『アヴェ・マリア』そのものが好みなんだろうな、とも思うのですが。自然とスタンディングオベーションしてしまったので、場内の反応は憶えていません。多分総立ち。
 ちなみに、彼のオープニングでの登場シーンでは勝手に息を呑んだのですが(ランビエールと交代で登場だったので……。)なんか意外に普通で、ああいう事になったからと言ってふたりの関係が悪化するといった事も別段なかったのかな、などとちょっと安心してみたり。まぁ、何か遭ったとしても、アイスショウのような公式の場で、そういう内情を見せつけられてもアレですが。
 高橋大輔の今年の振付は宮本賢二──という噂は小耳に挟んでいたのですが、矢張り実際に観ると「モロプロとは結構違うもんだな」と。まぁ周囲の環境はどうあれ、高橋自身は調子も良さそうで、最初のジャンプもかなりの余裕……。これはシーズンに入ったら4Tになるんだろうな、などと予想してみたり。
 浅田真央に関しては、今回遠目だったからかもしれませんが、肌襦袢の色が目立たない衣装だったように思います。例年、この肌襦袢部がちょっと残念な感じだったので、これが解消されたのは良かったな、と。
 今回、フィナーレの時に全員で廻るサークルの中心がランビエールで、これもまた時代の流れを感じたりしました……。というか、彼が日本に慣れただけ?
 フィナーレ後のジャンプ大会は、今年は日本男子ばかりでしたが(笑)こういうのの滑走順にも微妙に序列があるんだな、とか思いましたです。やっぱりジュニアから跳ぶのか、と。

 個人的には微妙な想いが渦巻いた今年のDOIでしたが、DOIというイベントそのものは、もしかしたら以前の雰囲気に戻っているようにも感じます。でも、環境は常に変化していて、このイベントも毎年あるのかないのか不安定な状態で……。
 とりあえず一ファンとしては、ひたすら応援するのみ──かなぁ。
posted by HOSHINA Shiho at 02:24| Comment(2) | TrackBack(1) | フィギュアスケート2008-2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。