そりゃ素人判断でも行かなきゃマズいだしょ。
とりあえず、演目に就ての詳細はこちらをどうぞ。ここでは、バレエについてはスーパー素人な保科志穂の簡単レビューと行きましょう。
- 「ギリシャの踊り」と「ドン・ジョヴァンニ」
- 共に振付はモーリス・ベジャール。感想としては、一言で言うと「難解」。全然判らない……。確かに、良く言えば哲学的なのだろうとは思うのだけれど、私のようにバレエに対する造詣が浅い人間にとっては、ちょっと難しくて、愉しむという状況には程遠い感じでした。そりゃまぁどうせ素人だから、判るも解らないもないと言えばないのだろうけれど……。でも、例えば今回のツアの演目のひとつである(私が行った公演ではプログラムには入ってなかったが)「スプリング・アンド・フォール」の振付師、ジョン・ノイマイヤーの舞台は以前観た事があって、この人の振りは実はかなり解り易かったのだ。こう、感情的というか、ドラマっぽい? ツアプログラムの紹介では、ノイマイヤーの振りについては「演劇的」というふうに表現されてるんだけど、まぁそれはさておき。とにかく難しくて、「ギリシャの踊り」と「ドン・ジョヴァンニ」はかなりぼんやり眺めている感じになってしまいました。勿論、両方ともそれなりに面白かったけれど、どちらかというとオペラの演目としてお馴染みの「ドン・ジョヴァンニ」の方がロマンティックで愉しかったかな、という感じ……。
- 「小さな死」
- エロかったです。マッシモ・ムッルとギエムの短編なのですが、「未就学児童入場禁止はこれの所為?」とか冗談で考えた程にはセクシィ。元の振りもエロいのだろうけれど、ムッルとギエムの腕遣いが、しなやかで細やかで弾力があって素敵です。「バレエっていうか、人間の躰ってこんな動きも出来るのね!」という感動さえありました。
- 「ボレロ」
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バレエ公演で感動して泣いたのは初めてです。
振付がやっぱりモーリス・ベジャールだったので、「解らなかったら悲惨かも」と警戒してたのですが、このギエムって人は、本当に突き抜けてる。コールドは今後いつでも観る機会があるだろうと思って、殆どギエムに集中して視線を注いでたのだけど、「この人、髪の一筋一筋までが『ダンサー』なんだなぁ」と……。
これは本当に素晴らしいというか、素人でも無条件に感動します。すっごいお勧め!
ただひとつ惜しむらくは、私の左目がよく視えなかった事! 「ボレロ」の始まりは、真っ暗な舞台に前奏のリズムが流れて来て、それに続いてダンサーの腕元がスポットライトで照らされて始まるのだけど、相変わらず視界がブレてよく視えない……。そもそも、左目が視え難くなった時にまず思ったのが、「せっかくチケット取れたのに、ギエムがまともに視えなかったら最悪だ……。」だった訳で、今回それについては本当に悔しかったです。




