『Dreams on Ice 2005』、所謂フィギュアスケート日本代表エキシビションに行って来ました。観たのは3回ある公演の一番最後の回です。さて、この『日本代表エキシビション』、初めて耳にした人には何だか良く解らないと思うのでアバウトに説明します。我々が一般にイメージするフィギュアのエキシビションと言えば、アマチュア大会の余興みたいな扱いだと思うのですが、タイトルからお察しの通り、この『日本代表エキシビション』というのは、日本のアマチュアを集めて本当にエキシビションだけを演る。今年が2回目らしい。しかもアマチュアを集めてるので、どうしてもこんなシーズン外れの真夏に開催する事になる。お陰でこの炎天下の下、タンクトップの下に腹巻きつけて、防寒用に麻のジャケットとパシュミナ持って出かける羽目に。会場は寒かったです。
エキシビションの何が良いかというと、やっぱり審査員が採点しないところでしょうか。(笑)何を演っても自由なので、選手も楽しめるイベントなのではないか、と思います。観客としてそう思ってるだけですが。だって、ぶっちゃけ(そんな選手いなかったけど)ジャンプを1回も飛ばなくても良い訳ですから。得意な事だけしかしなくても良い、ただ魅せてくれる事が大事。その点ではアマチュアにプロを求めるイベントとも言えるかも。とは言えどんな能書き垂れたところで私の目的は唯一つ。ゲストのエフゲニー・プルシェンコです。彼が来なかったならこのイベント、私はわざわざ行く事もなかったでしょう。何しろ私、TVで放映してれば観る、チケットが手に入ればとりあえず独りでも行く、という程度のアバウトなフィギュアファンに過ぎないので……。
私にとってフィギュアスケートを語る時絶対に外せないのがフィリップ・キャンデロロ!なのですが、最近はこのプルシェンコも貫禄が出て来て良いです。今回のイベントでは勿論一番人気、リーダ格って感じでした。2001年頃に『キャンデロロの再来かと思う程の色っぽさ』とか評してたりしますが、当時はまだ出て来たばかりというか……勿論、グランプリファイナルに出場してる訳ですから、既に世界のTOPクラスだったんですけど、今回は完全に場慣れしてて、観る側としてはとても楽しかったです。
さて、フィギュアスケートというのは基本的にどの席で観るのが良いか――というと、アマチュアの競技を観戦する場合に於てはアリーナよりも審査員席の近くです。何故なら選手は審査員に向かってプロモーションを行う事になるので、ぶっちゃけ審査員席が正面になります。審査員の前でジャンプをする。ところが、エキシビションになるとこれが変わります。審査員がいないから当然ですね。何処を正面とするかは選手に委ねられる事になりますが、エキシビションという面から考えると、どの面の観客も面白く観られる事が重要でしょう。この点を考慮するなら、スケートリンク全面を伸びやかに動き回る選手が、我々にとっては望ましい。でも、今回これをクリアできていた選手は全体の半分くらいかな。注目株を幾つか。普段観る事のないシンクロ(20名程)は不思議な感じでした。あれは男性だけになるとバレエの『ボレロ』みたいな感じになるのかも。シングルでは男性なら高橋大輔、女性なら村主章枝が盛り上がりました。今回は本田が怪我で欠場だった事もあるのでしょうけど、高橋のジャンプの高さと安定感は素晴らしかったです。
しかし、私も気がつけば薹が立って来たというか……(苦笑)中田が次のサッカーW杯で引退とかいう噂が飛び交った時から、高校時代が被ってた私としてはかなり微妙な気分になってたんだけど、今回のエキシビション、下は中学生から始まりシングルでは1980年生まれが最年長。芸能界では同い年もまだまだ隆盛を誇ってるんだけど、もうすぐ世代交代だなぁ。カウントダウンが聴こえてくるよ。




