2007年06月15日

2007-2008GPSの見どころ スケート・アメリカ

 せっかくなので、去年の成績なんかを踏まえつつ、今シーズンのグランプリシリーズについて、個人的な見どころでも語ってみようかと思います。
 ただ、昨シーズンの安藤美姫のように、前年はもうこのまま引退しちゃうんじゃないかと思う程に落ち込んでいた選手が翌年は世界女王――なんてパタンもあるので、現時点で想像する見どころなんてのは余り当てにならないと思います。実際、彼女の場合も昨年のDOIの時点でさえ、「復調してきたかな? でもモロゾフのプロは余り彼女には合わないような……」程度の感覚だったのに、それこそキャンベル盃の時になって突然、「この人絶対今年来る!」みたいな確信に変わったので、きっと幾つかのアイスショウやエキシビション・マッチが終わる頃には、具体的な見どころは随分変わっていると思います。

 というニュアンスを踏まえて、今回は初戦のスケート・アメリカについて。
 注目は勿論、我等が日本の高橋大輔。パーソナルベストも、エントリされた選手の中ではぶっちぎりのトップです。次に注目なのがアメリカのエヴァン・ライサチェックですが、彼の場合は4回転が決まるかどうかで、雌雄を争う相手が変わって来るように思います。4回転が決まれば、相手は勿論高橋大輔。4回転が安定しないようならフランスのアルバン・プレオベールとの接戦になるのではないかと思います。
 ライサチェックは、今年こそカルメンではないフリーを滑ってくれると想像していますが、となるとフリーの安定度にやや不安が残るし、逆にプレオベールの方は、今年は一皮剥けるのではないかとちょっと期待している感じです。
 プレオベールは昨年の世界選手権でいきなり8位に登場しましたが、当時の私は、彼の名前の読み方も解りませんでした。(笑)それくらい注目していなかった選手だったんです。ところが、去年のグランプリシリーズではめきめきと順位を上げて、何とファイナル進出。このまま最終グループ常連の仲間入りかと思いきや――先の東京世界選手権では、このトントン拍子に上がってゆく順位と期待がプレッシャになったのか、滑走前のリンクサイドで手の震えを堪えていた姿が忘れられません。
 上位のプレッシャも味わって、今年のプレオベールがどのような仕上がりになっているのか、スケート・アメリカの最大の見所はここでしょう。

 スケート・アメリカでは日本からはもうひとり、小塚崇彦が参戦しますが、彼の場合も先のジャパン・オープンで随分と踊れるようになった印象を受けたので、今年はどこまで順位が上がってくるか注目です。氷に吸い付くような滑りは、ある意味プレオベールとは対照的で面白いかも。
 常にショートプログラムが凝っていて、先の東京世界選手権で大活躍だったクリストファ・ベルントソンも注目度の高い選手の一人です。彼の場合、最終グループには入ってこないけれど、個性的で面白い選手――といったイメージが強かったのですが、先の大会での自信と、今年の世選の舞台(今年の世選は彼の出身国のスウェーデン)が味方してくれれば、もう少し評価が上がるのではないかと期待しています。
 この大会は、ロシア勢のふたりも有望株。昨年4回転サルコウが安定していたセルゲイ・ドブリンと、悪名高きアレクセイ・ミーシンをコーチに持つアンドレイ・ルタイが参戦して来ます。個人的には、ふたりとも期待大! ドブリンについてはジャンプ以外が綺麗になると尚良いですし、ルタイはコーチからしてジャンプは余り心配していないので(笑)その他の要素も伸びてくると良いなぁと思います。
 勿論、見目麗しいイタリアのカレル・ゼレンカや、日本でもゼロックスのCMで有名な、アメリカのライアン・ブラッドリーなど、観たい選手盛り沢山の大会です。

 女子についても少しだけ触れておきますと、女子は何といっても現世界女王の安藤美姫に大注目!……と、これはまぁ当然ですね。なので、敢えて他の国で応援している選手を挙げるとするなら、イタリアのヴァレンティナ・マルケイと、グルジアのエレーネ・ゲテバニシビリ、そしてフィンランドのキーラ・コルピでしょうか。
 実を言うと、先の世選までマルケイの事は全く知らなかったのですが、あの時のショートプログラムのまさかのディダクション(あそこで転んでもディダクション喰らうのか、と……。)と翌日の出来栄えの良いフリープログラムでガッツポーズを決めたところに親近感。ゲテバニシビリは、政治的な事情で去年は拠点がなかなか落ち着かなかったようですが、今年こそは最終グループで滑るようになるのではないかと期待しています。コルピは日本によく来てくれるし、何より美しさが群を抜いてます。いや、ビジュアルって大事ですよ? そもそも黄色人種はそれだけで不利なのだし。

 なんか、この企画我ながら面白いな。というか、自分の中で見どころの整理がついて良いかも。次はスケート・カナダです。
posted by HOSHINA Shiho at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2007-2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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