2006年05月09日

Shizuka Arakawa フレンズ オン アイス

『Shizuka Arakawa フレンズ オン アイス』、FOIに行って参りました。報道が結構来ていた印象があるのですが、通しで放映してくれる局はなさそうなので、毎度お馴染みの素人レポでもやってみます。
 今回のアイスショウはパンフレット等一切なし。(驚いて会場のスタッフに問い合わせてしまった……。)1000円以上募金してくれた人にストラップの全プレがあっただけです。笑いどころは、スポンサーに『金芽米』が入ってた事でしょうか。全体的に手作り感溢れるイベントで、セットと演出は『プリンスアイスワールド2006』、PIW2006公演の使い回しだったようです。
 オープニングはまず、幕の内側からかけ声が聞こえて来て、そこで客席がすかさず拍手。(この時点で誰も出てきてないんですが・笑)
 登場は『ユー・レイズ・ミー・アップ』に乗って荒川静香から。そのまま選手紹介へ突入して、有川梨絵・宮本賢二、田村岳斗、恩田美栄、高橋大輔、中野友加里、本田武史の順に登場でした。
 前半はたどたどしい荒川の選手紹介で、各選手達がエキシビションナンバーを披露です。
 当然、スタートは荒川から。何といきなり『トゥーランドット』……。これは……今後もう一生観る事もないのだろうと思っていたプロだったので、生で観る機会に恵まれて、冗談抜きで驚きました。素直に感動。会場も全体的に、ちょっと悲鳴がかっていたような気がします。それにしても、こう言う事は本当は口にしてはいけないのでしょうが……この曲で滑る荒川を観ていたら、「貴方はこれからも、貴方が得たものを欲して欲して、終に得る事ができなかったクワンやスルツカヤの分まで、その威光を以って滑っていくのが義務だと思う」等と――感じてしまいました。色々な意味で失礼な思い込みなのですが、率直な感想だったので。ごめんなさい。
 有川・宮本ペアは、既に有川が引退済みということで、曲に乗ってふたり殆どソロで滑って、リフトして終了でした。今回のショウでは、各選手から荒川についてのエピソードを述べるコメントタイムがあって、この二人は荒川について「前菜がアメリカンクッキーだった……」と揃って語ってました。
 田村は、先のプリンスアイスワールド(PIW)と同じナンバーかな。振りは若干違ったかも。西側の客席が盛り上がっていたので、そちらに向けて大サービスでした。西側で良かったと思った一瞬。
 恩田は『ハートバーン』を披露。高橋は『シークレット・ガーデン』で、荒川については「眠る前に、(荒川特有の)『寝る体勢』に入るので、眠いのがすぐに判る」といった事を話してました。
 ここで露西亜のアレクサンドル・アブト登場。こちらはPIWと同じナンバーでした。いつも思うけど、この人はジャンプの助走がちょっと長い気がします。でもやっぱり盛り上がる。プロはこうでないとね。荒川については「スケーティングが綺麗」と、他にももっと色々言ってたんだけど字幕だったので憶えてません。申し訳ない。
 中野は『アメージング・グレイス』。彼女のブレードを抱え込むスピンって何て名前なのでしょう。とても綺麗でした。
 前半の取りは本田で『L.O.V.E.』を披露。3月のTOIの時よりちょっとシャープになった印象。荒川については「練習で腕を骨折しても、平気な顔でアクセルジャンプを跳んでいて驚いた。コーチが怖かったんだけど」といった内容を。
 本田の演技終了後は、そのまま本田と荒川で抽選会に突入。抽選のプレゼントはトリノ土産のマウスパッドと、今イベントの特製Tシャツ。共に荒川のサイン入りのようでした。抽選はなかなか西側席が当たらず、本田が頑張って抽選箱をシャッフルして西側のクジを引き当てたのですが、その際ふんぞり返っていた本田に、荒川が冷静に「何威張ってんの」と突っ込んでいて笑えました。

 後半はノービスの女の子からスタート。本郷理華ちゃんが『キューティ・ハニー』、中村愛音ちゃんが『さくらさくら』を披露。
 田村は『座頭市』。生で観たのは初めてでした。「久し振りにアマの選手達と滑れてとても楽しい」との談話。荒川については「高校に入る前から知ってたけれど、ずっと優勝しても喜ばない選手だと思ってたのに、最近は楽しそうに滑っていて、人って変わるんだと思った」等と語ってました……。
 中野は先のPIW初お披露目の『サユリ』。緋いコスチュームがとても似合います。そうそう、黄色人種だからって下手な中間色ばっかり使わず、こういうパキッとした原色の衣装も使ってみれば良いと思うのよ? ボナリーが現役の頃も、いつも思ってたのよね。荒川については「セロリが嫌い。高橋に酢豚が似合うと言われて激怒していた事があった」と。(笑)
 高橋は『ロクサーヌ』。ヴォーカル入りでした。かなり良い雰囲気で滑っていたので、最後の転倒が本ッ当に勿体無かったな、うん……。今回出場した選手の中で転倒したのは彼だけだったような。
 ここで露西亜のエレナ・レオーノワ、アンドレ・コワルコのペアが登場。矢張りPIWと同じナンバーを披露。こちらも流石プロ。あれだけの安定感は、流石露西亜ペア――といった印象。荒川については「このようなチャリティをする事は素晴らしい」といった内容でした。もっと色々言ってたんだけどやっぱり字幕だったので憶えてません。ごめんなさい。
 恩田は『ラブ・イン・スローモーション』で、会心の出来だったのではないかと。恩田が笑顔で滑ってる時って、観てても嬉しい。荒川については「お互いO型でマイペースなので、四大陸で初めて同室になった時に3日くらい口をきかなかったけど徐々に仲良くなった。そして今は尊敬する先輩になってしまった」といった内容でした。
 そして注目の本田は『レイエンダ』……。「銅メダルを獲得した2003年世界選手権ショートプログラム...」のナレーションが入った時には、驚きで喉から声が漏れましたとも。これも、もう生で観る事は叶うまいと思っていたので……。本田は3月と較べると、随分キレが戻って来たようです。ジャンプも手が着いたとはいえトリプル・アクセルも入ってましたし。速度もあったので、来週のジャパンオープンが楽しみです。
 大取りは勿論荒川で『アヴェ・マリア』。これは新プロですね。滑り込みがまだまだと言った感じだったけれど、腕の使い方なんか物凄く滑らかで綺麗でした。凄く荒川っぽいプログラムだと思います。
 このラストの、本田の『レイエンダ』、荒川の『アヴェ・マリア』の流れはかなり感激でした。流石ふたりとも日本の最高峰だよ……! これだけで観に行った甲斐があったと思える程でした。
 この後は、荒川からお世話になったコーチ陣、長久保裕、染谷慎二、佐野実、阿部奈々美、佐藤久美子へのお礼と花束贈呈。続いて、今回の収益金の目録を日本スケート連盟会長代行に手渡し。最後に客席に向かってお礼の言葉と続きました。
 フィナーレはちょっと凝った作りで、女性陣は揃ってスパイラル、男性陣は揃ってイーグルを演ってみせてくれました。フィナーレは何が困ったって、誰を観たら良いのか判らずに困った。何だろう、この幸せすぎる布陣。とりあえず本田を観てみましたが。(笑)
 最後は円陣組んでみんなでかけ声かけて終了で、この時にも客席から拍手が。今回のショウは客席もとても温かくて、お客さんの方も一緒に盛り上げようとしてたな、という印象。荒川はナレーション随分噛んでましたが、こういうの初めてだからね。何となく、その棒読み感がまたアットホームな雰囲気を引き出していて良かったと思います。本当に記念になったなぁ。
 現在、日本勢のレベルが全体的に高くなっていて、国内のエキシビションでもこれだけのものが観られる……本当に、良い時代になりましたね……。何と言うか、ちょっと感無量。

 アイスショウと言えば、7日にはPIWの横浜公演の千秋楽にも行ってきたのですが、これを書いているともう『JAPAN OPEN 2006』特集がとてもじゃないけど消化できない(おいおい)ので、とりあえずFOIに出てなかった選手について少しだけ。村主のカルメンが非常にキレがあって眼を惹きました。お約束の客席へのサービスもあって、村主っぽいナンバーです。これはファンの方は楽しみにして良いと思います! 浅田舞はアランフェスで滑りましたが、ジャンプで一度転倒。浅田真央の方は比較的調子良さそうでした。
 そうそう。PIWと言えば、パンフレットの選手の紹介文! ウィキペディアの内容をまるっと引用するのは全く構いませんが、安藤美姫の場合は「『4回転』サルコウ」、本田武史の場合は「『クワドラプル』・ジャンパー」と表記がバラバラなのは戴けませんでしたね。せめてその辺りだけでも統一してくれれば、ウィキの丸パクリとは判らなかったのにな。まぁこういうのって色んな意味で記念になりますけども……。でも、装丁にはそこそこお金がかかってそうなのに、こういうのチェックする人いなかったのかな。


この記事へのコメント
お久しぶりです!
しばらくお邪魔していない間にたくさん記事が…。
今更な感じで以前のものにもコメントつけさせていただくと思うので
まず新しい記事でご挨拶です(笑)。

このショーすっごくよかったみたいですね!
あー行きたかった(>_<)
本田くんファンですが、『レイエンダ』大好きでしたから(泣)
恩田さんの『ラブ・イン〜』も予想できなかったですよね。

しかし最近はアイスショーラッシュでしたね。
数年前は日本人スケーターがメインでアイスショーが成り立つなんて思ってもみませんでした。
このフィギュアブームにはびっくりします。
全日本選手権が昼間もしくは夜中に全種目まとめて1〜2時間で放送されていたのが、
あの頃は普通だと思っていたのに。
Posted by ミント at 2006年05月10日 03:16
>ミントさま
お久し振りです。いらしてくださってありがとうございます!

>このショーすっごくよかったみたいですね!

 本当に良かったです。今年はフィギュアブームや世界選手権直前の話題作りの為か、ショウや試合が乱立している印象ですけど、それでも矢張り、荒川の『トゥーランドット』と本田の『レイエンダ』を共に観る事ができたショウというのは、後にも先にも今回だけになるような気がします……。
 客席の雰囲気も良かったですし、こう……荒川以外の選手が、あくまで脇役に徹しきってたんですよね。そういうのも何か良いなぁって。それと、今回の公演で、荒川は本当に「女王になったな」と思いました。
 彼女、最後に客席からのプレゼントを受け取る為に会場を1周してた時、丁度私の前に来た辺りで顔を上げて、「これからも頑張ります」って、言ったんですよ。ちょっと大きな声で。後ろの人たちにも聴こえるように。
 そういう、小さな姿勢ひとつひとつが、彼女の変化を感じさせて、私は今回初めて、荒川という選手が好きになりました。
 今後もこういう雰囲気のショウ、沢山やって欲しいですよね。実際、アマチュアの選手がお客さんの前で滑るのに慣れるっていうのも、結構重要だと思いますし。本田もカナダでは随分ショウに出てたと小耳に挟んだのですが……。

 本田のレイエンダ、みんな観たいですよねぇ? 他の選手のどのプロも、ファンにとっては垂涎ものだったと思うのですけれど……。今回のイベント、本当にTV放映されないのかなぁ。
Posted by 志穂。 at 2006年05月11日 01:57
すばらしい 応援歌デス
Posted by kokura morita at 2006年05月19日 21:29
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