連休中、プラド美術館展に行ってきました。個人的に、休日の午後の美術館というのは人を観に行くようなものだし、そんなのに脚を運ぶのなんて絶対に避けたかったけれど、だからと言って今行かなかったらいつ行くの……という事で、端午の節句のイベントで沸き返る上野恩賜公園を抜けて、東京都美術館へ。
プラド美術館はスペインの美術館ですが、何となく、こういう印象派以外の古典的な雰囲気の絵画展は、以前は東武美術館辺りの得意分野――というイメージがありました。あくまで「何となく」なので、時代がどうとか、国がどうとか、そういう具体的な理由は全くありません、念の為。個人的な感想です。
とは言え、東武美術館自体が随分前に無くなってしまっているので、今となっては得意分野も何も追求のしようがないのですけどね。東武美術館って何で無くなったんだろう? 『エルミタージュ美術館展』とか、毎年楽しみにしてたんだけどな。他にも、20世紀最後の来日と言われた『ブリューゲル展』に脚を運べなかった事は、今でも心残りになってます。
しかし、こうやって思い出していくと、小田急美術館やら伊勢丹美術館やら、好みの展覧会をやってくれたデパート系美術館って軒並み無くなってるなぁ……矢張り当時は、景気が悪かったのかな。
話が脱線してしまった。
本筋に戻ります。プラド美術館展は、実は2002年にも西洋美術館の方で開催されていて、こちらにも当然脚を運んではいたのですが、この時は余り印象に残る作品はなかったように思います。
対して、今回の同展覧会。出品作品数は81点だったので、比較的少ない方かと思っていたのですが、これが大間違い。作品全部大作です。観るのに物凄く時間がかかりました。圧巻は『エル・エスコリアルの無原罪の御宿り』と『貝殻の子供たち』でしょうか。『エル・エスコリアルの無原罪の御宿り』はムリーリョという画家の作品なのですが、私の知る限り、エルミタージュ美術館にも、同じムリーリョの作で『無原罪の御宿り』という絵画があったはず。個人的には、エルミタージュ所蔵のものの方が好みかな。『貝殻の子供たち』は、ポスターの方も購入しました。入場チケットの半券にも印刷してある、あの絵です。
静物画も幾つか来ていましたが、地味な静物画と侮る事なかれ。花も果物も質感豊かに瑞々しく、溜息が出る程美しいものが揃ってます。ホント、今回の展示会は文句なくお薦めです。お時間がありましたら、是非脚を運んでみてください。
宗教的な人物画、そして新鮮な輝きを放つ静物画と、そりゃもう愉しめると思います。少なくとも、2002年の時よりかは遥かに内容も充実してます。
この日はとっても良いお天気だったので、余裕があれば東照宮ぼたん祭りの方にも脚を伸ばそうかと思っていたのですが、都美術館を出られた頃には16時半を廻っていたので、結局諦めました。う〜ん、今年はつつじ祭りもぼたん祭りも行けなかったなぁ。
2006年05月08日
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