『シアターオンアイス 2006』の最終公演に行ってきました。
有明コロシアムの特設リンクというのは初めて行ったのですが……最初の感想は一言、「リンク狭っ!」と、まず吃驚。
「これじゃ、ジャンプの前の助走だけで終わっちゃうんじゃないの?」なんて冗談のつもりで一緒に行った同僚嬢と話していたら、案の定。プルシェンコがジャンプに失敗して、珍しく両足着地してました。だって無理だよ、あの狭さ……。リンクを広く使う選手には、あの幅はかなり厳しいと思う。本当にショー用に急遽造ったアイスリンクなのですね。
さて、私の行った5日の公演は、プーチン大統領のお呼びとかでロシア勢が第1部で撤退してしまったのですが、それでもとにかく、プルシェンコもトトミアニナ&マリニンも観る事ができて、ホント感激でした。特に、プルシェンコに関しては(現役続行を決めかねているとは言え、とりあえずは)まだ、今後もアマとしての姿を観る事ができると思うのですが、トトミアニナ&マリニンのペアは五輪を以って引退との報道もあり、現役の彼らの生の演技は、恐らくはこれが観納め……。彼らは派手さのないペアだとは思うのですが、逆に言うとこんな安定しているペアって、やっぱり珍しい。リフトとか観てても、失敗する様が想像できない。人間というより彫像のようだ……と思うことさえあって。あの狭いリンクでさえ、「完成されてる」と、そんな風に思う演技でした。
そんな感じで、第1部でいきなりロシア勢を観てしまった訳ですが、第2部ではお待ちかねの本田も登場。また太ったね……と思いつつ、若干練習不足かな、とも思いつつ。それでも、よく帰ってきてくれたなぁ、と……。太ってしまってもあれだけ跳べるし、滑れるのだから、足をしっかり治して、また調子を戻してきて欲しいと思います。
演技終了後には、本田のたどたどしい挨拶と、ベトレンコからの花束贈呈もあって。彼のプロスケータとしての門出を共に祝う場に立ち会うことが出来た事も、私にとっては嬉しかった。本当は、本田だってあれだけ活躍したのですから、引退セレモニーくらいやってくれれば良いのにな、と思ってたのですよ。だから、今回のイベントはある種、渡りに船? どちらにしても、日本の男子フィギュアを長く支えてきた彼が、沢山の人に囲まれて最初のイベントを迎えることが出来て、本当に良かった。
そうそう。5日の公演では、フィナーレでも、第2部を待たずに帰ってしまったプルシェンコに替わり、本田が安藤の相手役を演ってくれました。本田も雰囲気はそれなりなのですが、如何せん身長が足りなかったですね。安藤の方が長身?(苦笑)でも、レアなものを観られたな、と思ってちょっと感謝。そりゃあ、プルシェンコが余り観られなかったのは残念だったけれど、でも、こんなトラブル自体、五輪でのプルシェンコの活躍があってこそ。当日はショックで寝込みましたが(笑)、これもまた、ありがたく受け止めたいと思います。
そして最後に特筆すべきは、今イベントのパンフレットです! 本の素材も豪華なのですが、何より嬉しいのは本田武史のインタビュー! もう、これだけでこのパンフレットは価値があるよ……! しかも、ショーナンバーの特集ページにも本田がちゃんと載っていて! フジテレビはいつもスポーツ中継が絶望的に駄目だけど、このパンフレットは素晴らしい。ちゃんと本田を評価してくれていて、とても嬉しい。
これで、今シーズンのフィギュア観戦は最後かな。暫くは、フィギュアに関する話題も途切れがちになると思います。関西方面に向かって、まだまだ幾つかのイベントが続くようですので、観戦に行く皆さんは、是非愉しんでくださいね!
しかし、去年の秋からこっち、非常に短期間の間に、シルヴィ・ギエム、エフゲニー・プルシェンコ、既に引退したとは言えアレクセイ・ヤグディンまで……天才と同時代に生き、彼らが動き、演じる様を目の当たりする事が出来ているなんて――全く以って、何て幸せなのでしょう、私。大丈夫かなぁ。(何が?)
2006年03月07日
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