この春、東京では2つの『ルーヴル美術館展』が開催されている訳ですが、今回は国立新美術館で開催されているルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたちに、やっとこさ脚を運んで参りました。因みに西洋美術館で開催されている方に行ったのは3月ですから、既に1ヶ月以上開いてます。
ゴールデンウィーク中だしお天気だし、(西洋美術館の方は3月でも凄い人出だったし)こりゃ相当列ぶかな──等と覚悟して行ったのですが、意外にも入場はあっさり。
さて。こちらの展覧会は、西洋美術館の展覧会と比べると出展作品数は倍以上だったのですが……正直なところ、インパクトは西洋美術館の方が上でした。ティツィアーノやルーベンスなどの有名画家の作品もあったのですが、う〜ん……こっちはあくまで数で勝負って感じ。
印象に残ったのはフランソワ=ユベール・ドルエの《三角帽をかぶった子ども》。といってもこれが印象に残ったのは、余りにも子供らしからぬ憂いのこもった瞳の所為。デュショワゼルという作家の《アモール》像も、子供ながら知的な表情で心惹かれました。う〜ん……どうやら私は子供っぽくない表情をした子供が好きなのかも。
あと、ル・ナン兄弟(どちらが描いたかは不明)の《幸福な家族(旧名称:洗礼からの帰宅)》は、西洋美術館での記憶も相まって「あ、こっちにもル・ナン兄弟の作品出てるじゃん!」って感じで、ちょっと得した(?)気分になりました。
う〜ん……。作品数は多いものの、素描から彫刻、工芸品にミイラまで──とジャンルが多岐に渡り過ぎた為か、余り焦点が定まらない印象の展覧会といった感じかな……。「子ども」って斬り口は結構難しいのかも。去年の同じ頃に観た『ウルビーノのヴィーナス』展なんかは、「ヴィーナス」にテーマを絞っていたけれど、これは結構面白かった印象が残ってるんだけどな。単純に「子ども」だけだと広すぎるのかも。
余り混雑もしていないので、「一度、国立新美術館に行ってみたい」という方にはお勧めですが、個人的にはこっちよりは西洋美術館に2回脚を運んだ方が満足感は味わえる気がします。
2009年05月05日
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