2006年01月08日

『蟲師』アニメ版 - 「硯に棲む白」「やまねむる」

 初めて『蟲師』のアニメ版を観ました。一応年始特番っぽく2本立て。原作はなるか嬢に勧められて既に読んでいたのだけれど、アニメは放映時刻さえチェックしてないずぼら振り……だったと言うのに。何故か時々日記を拝見させて頂いているサイト様で「今日は3時から2話放送で云々」という記述を読んだのが午前2時59分。(笑)TVつけました。
 このアニメ、子供の声を宛てる声優さんは実年齢に近い人なのかな。そういう感じの声だなぁ、と。(因にマイメロの琴ちゃんの声も殆ど年齢変わらない子が宛ててるらしいけど)まず、そこがちょっとした違和感としてありました。素朴な感じがして良いと言えば良いのですが。
 とは言え、アニメ版で私が評価したいと思った部分は、やっぱり音――なのでした。元々、コミックスにしても小説にしても、本を読む場合は自分の速度で読む訳ですが、これがメディアミックスされると音が入り込んで来ます。そして音が入り込むと、その作品の速度が変化します。
 例えば京極夏彦の作品が映像化されると、その中身の濃さ故に、役者さんは基本的に早口になりがちです。ミステリィ要素の濃さ故に、場面転換も速い。私は自身がマシンガントークと揶揄される程度には早口だし、ビジネスシーンでも迅速な判断を要求される事が圧倒的で、だからこそ、その速度に違和感を感じる事はなく、今までその手の雰囲気のようなものについて殆ど気を遣った事がなかったのですが……。
 この『蟲師』というアニメ――恐ろしい程に、作品中に流れる時間がゆっくりしているのです。というより、昔の日本であればこういう時間の流れ方をしていたのであろうという速度が、アニメの中で作られている。それは決して、役者の喋りが鈍すぎる訳でもなく、だからと言って話全体が間延びしている印象でもなく。
 それは現代に生きる私達には遅すぎるくらいなのだけれど、それがまるで当たり前のように作品の中で流れていくという……非常に不思議な感覚でした。タイムキーパの腕が余程良いんだろうな。作品中に流れる虫の声や、霰の音などが、そういう速度を違和感なく作り込んでいる。OPやEDの曲も作品を毀さずに流れていて、非常に完成度が高いように思いました。

 そんな訳で、次回も起きていられたら観たいけど、マイメロも観たいし早く寝るべきなのかなぁ。
posted by HOSHINA Shiho at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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