2011年07月11日

月光ソワレVII 〜Les Papillons〜

 7月6日に、NHKホール で開催された ALI PROJECT のコンサート、『月光ソワレVII 〜Les Papillons〜』に行って参りました。という事で、例によってセットリストと簡単に感想を。

『胡蝶夢心中』
 アリカ様黄揚羽をイメージしたと思われる黄色ベースに黒の縁取りのめぐらされたドレスで登場。曰く「みつばちハッチみたい」。言われなければ気付かなかったけれど、言われてみれば大阪府民には別の柄に見えるかも知れない的な。
『秘密の花薗』
『天体瑠璃星万華鏡』
 今回はアルバム発売直後のライヴという事で、歌詞の表示とか解説とかが沢山あったのだけど、『秘密の花薗』については、従姉妹同士かもしくはお嬢様と使用人の子といったシチュエーションの女の子同士がささいな行き違いからどちらかを殺してしまい、バレないように埋めてしまって──といった解説がありました。『天体瑠璃星万華鏡』については、私達は遠くない将来宇宙で生活する事になるかも知れないけれど、少なくとも現在は地球から離れられない事や、宇宙から観たら、空や海の青で、地球が万華鏡に視えるんじゃないか、といったイメージを持って歌詞を書いた旨。
 あと、どうしても瑠璃揚羽を使いたかったとも仰ってました。ジャケットの背景に敷き詰めてある羽の蝶々ね。
『眼帯兎と包帯羊のMarchen』
 これはシューマンのカバー。勝手に編曲して歌詞をつけたと仰ってました。現代でロマン主義をやってるのはアリプロくらいだから、ぴったりだと思った、とも。
 歌詞に関しては、現代版不思議の国のアリスの少年版。少年は森に迷いこんでしまうのだけど、家に帰りたくはない。帰ると虐待されるから。でも、森の中で生きていくには何かを喪わなければならない。兎は片目。羊は脚を。
 歌い終わった後に、歌の終りに出てくる女の子について、わがまま放題に幸せに育った女の子を、男の子が妬ましく思って森に誘い入れた事についても言及。でも、男の子が喪くしたものについては、ちゃんと歌を聴いた方が良いと思うのでここには書かない。聴いてください。アリカ様は勿論お話ししてらしたけど。
 次は哀しい曲を2曲続けて。
 歌っていて哀しい歌詞の時に、スタジオで練習する時も最後まで歌えない場合があるといったお話。次の曲も悲しくて練習で歌えない曲。(私もこの曲大好きだ。)
 あと、『灰桜』については今回1回のみしか演らないと思う旨も。これはお妾さんの曲で、(正妻さんの制止があって)葬儀にご主人は来れないけれど、自分の灰は桜の花びらになって貴方の肩に落ちるから、それまで夜道を歩いていて──といった曲なのだというお話でした。
『エルフの娘は地上に降り』
『灰桜』

 ヴァイオリン・ガイズの『Les Papillons』。

 ここでアリカ様衣装替え。赤いドレスにプラチナブロンド。
 視力が悪くて良く見えなかったけど、最初の方は仮面みたいなのしてたのかな。
『革命の血脈』
『亂世エロイカ』
 前半は割と音に対して声が遅れ気味だったりしていましたが、この辺りからアリカ様もかなり調子が良くなって来たようで、こういう戦闘的な曲が決まるとかなり迫力が。
『亂世エロイカ』のオケは本当に大変だと思った旨。毎回仰ってるけれど、平野さんの曲を演奏するのは大変だと思う旨を改めてお話しされてました。平野さんの曲を初めて聴いた時には、「歌の事考えてない」「喧嘩売られてる」等と思っていたらしいですが、今はお互い慣れてきたとか。
 平野さんあっての月光ソワレと持ち上げつつ、平野さんはサドだとも。でも、アリプロにはピッタリだそうですが。(笑)
 実際、CDの発売順の都合で先に平野さんのオケVer.を聴いてしまうと、後で通常Ver.を聴いて吃驚することはあるよね。なんか全然違う曲じゃん、みたいな。主旋律のメロディ以外は完全に違う物としか思えない曲ばかりで……。

 でもってここから2曲片倉さんコーナー。
 女王の曲を2曲。1曲目は『QUEENDOM』から女王の曲。もう1曲日本の女王の曲を。
『Troubadour』
『絶國TEMPEST』
 ここで殿のMC。ファンクラブイベントのお知らせ。歌って欲しい曲は公募するのであんな白アリやこんな白アリがあれば──と。僕は白アリ好きなんだよね、とも。アリカ様は公募がお厭なようでしたが、選ぶのは僕たちだから、と穏やかに話す殿。きっと白アリあるな、これ。(笑)
 という事で、ふたりしてファンクラブに入ることを強要されてました。
 ファンクラブイベントは8月21日らしいです。

 殿が去って、引き続きアリカ様のお話。
 アルバム『QUEENDOM』のジャケット撮影でウィーンに行ったのだけど、丁度これが東日本大震災直後で、当日スタッフの飛行機は飛ぶもアリカ様が搭乗予定だった飛行機が飛ばなかった事、翌日に飛んだら飛んだで、向こうについたら酷い取材攻勢だった事など。(逃げてきたのか、と聞かれたらしい。)
 あと、PVに出てくるお城は一度も負けたことのない演技の良いお城なのだとか。
『修羅と蝶』
『百合の日々は追憶の中に潜み薫る』
 次の曲がライヴ本編の最後の曲。逢魔ヶ刻に心惹かれる旨。ゴシックロリータ&バイブルで連載している逢魔ヶホテルに出てくる双子は逢魔蛾城の伯爵の末裔だといったお話。
『逢魔蛾城の伯爵』

 ヴァイオリン・ガイズの『この國よ静かに目覚めたまえ』。

 ここからアンコール。
『君の名を』
 私は余りアルバム聴き込んでなかったので判らなかったけれど、かなり色々失敗していたらしく自己嫌悪されてました。
 ラストは明日が七夕という事で、
『共月亭で逢いましょう』
 アリプロがデビューしたのも七夕だったとか。来年で多分20周年だけれど、特にそういった事を記念するイベントはやらない予定とも。
 あと、被災地にお見舞いを。
 大体、自分達が被災地に行って『亡國覚醒カタルシス』とか唄っても誰も喜ばないでしょ、といったお話もしつつ、現地に赴くといった予定はない旨など。

 今回のソワレはDVDにはならないそう。本当に一回切りなのね。すごく素敵だったのだけれど……。会場出た後に陶酔状態だった女の子とかも見かけたんだけどな。まぁ最初から予定されてなければどうしようもないよね。
 あと撮影禁止だったので撮らなかったけれど、プレゼントされたスタンド花の中に蝶をモチーフにした美しいものがあって、これも会場に来た方しか拝めないのが勿体無いと思ったり。(最近、スタンド花に対する意識が変わってきている。)
 今回は席が端の方だった上に2階席だった事もありセットや背景も余り良く見えず、それなのにDVDが出ないとかもう本当に残念なのですが、来年の冬頃に予定しているという次のソワレを楽しみに待ちたいと思います。

 さて。
 実はブログ更新が滞ってるのって、丁度去年の7月からだったりするので、これから巻き返していくに辺り、2010年の記事と2011年の記事が混在するかも知れません。まぁでもこれ私の備忘録だから何でもいっか的な……。
 とは言えtwitterでも書いたけど、自分が調べたいことについてググると、時々自分のブログがソースになってしまうという事が意外にある(笑)ので、やっぱりブログ書くのって大切だよなって思ってる次第であります。
posted by HOSHINA Shiho at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ALI PROJECT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

フィリップ・キャンデロロについて語ろうか。

 何年か前に、その年のJOに来る選手について似たような事やった記憶があるけれど、そう言えばこの人(=フィリップ・キャンデロロ)について語った事なかったんじゃないか、私。

 と思ったのが数日前。(多分)
 という訳で、志穂さんどうしてこんな風にフィギュアスケート観に行くようになっちゃったのさ、のきっかけになった、フィリップ・キャンデロロについて、今日はちょっとだけ語ろうと思う。今年初めてのブログの更新がこれとは、ある意味幸先良いんじゃない。もう今年も半分以上終わってるけど。

 まず、フィリップ・キャンデロロというのはフランスのスケーターです。いや、ファンにとっては恐ろしく当然の話なんだけど、スケートファンという程ではないけれどちょっと有名な選手なら知っている──といった方とお話をすると、往々にしてこの人をフランス人だと思ってないんだ、これが。(笑)「ロッキー滑った人でしょ、アメリカ人だっけ?」とか(米国国旗の衣装だったので、連想されるイメージとしては全く以て間違ってないんだが。)、「なんか陽気で女好きなイメージがあったからイタリア人かと」とか。
 でもって、彼のアマチュア選手としての全盛期はリレハンメル五輪からその後くらいにかけてなのかな。NHK杯にもよく来ていて、私の実家のテレビはいつも概ねNHKがかかっていたから、この人を見る機会も多かった、多分。
 こうして色々前置き書いてるけど、私も結局のところ、具体的に「いつからキャンデロロのファンでした!」というのは正直殆ど憶えていないんだな……。私の中のキャンデロロの記憶は、実家の居間で観ていたNHK杯から始まっている。
 しかもそのNHK杯もいつのNHK杯なのか判らず、本当にここ最近まで、私は一体何を観てこの人のファンになったのか──について、全く判らずにいたのだ。無茶苦茶だけど。
 twitterで教えてもらってやっと判ったのが、どうやら1992-1993シーズンもしくは1993-1994シーズンのNHK杯でファンになったと思って間違いなさそう、という事。これは同じフランスのスルヤ・ボナリーとアベック優勝していた記憶が鮮明だからで、エキシビションでふたり揃って出てきた時の鮮やかなフランス国旗、そしてふたりともが披露したバックフリップをよく憶えていたから。
「この人格好良いなぁ」と思ったことは、よく憶えている。当時からとても人気があった。でも、エキシの衣装替えで衣装が脚に引っかかって大変だったのがいつの大会だったかは憶えていない。あれこそが五輪か?
 しかし、何はともあれ私の現在の状況を決定付けたのは、やっぱり長野五輪。
 長野五輪といえば原田かキャンデロロでしょう──というくらい、あの五輪での彼はインパクトがあった。
 私はあの五輪のエキシビションで、彼の立つリンクが投げ込まれた花で埋め尽くされてしまうのを眺めながら思ったのである。
「私もあれ(←リンクへの花投げ)やりたい」
 客席では沢山の女性が叫んでいて、そこで私は初めて「もしかしてフィギュアスケートって会場で生で観られる競技なんじゃないのか?」と思い至ったのである。それまで千葉県で開催された世界選手権だってTVで観ていたし(しかも当時は千葉県民。)、NHK杯だってほぼ毎年観ていたはずなのに、ここに来てやっとそれに思い至ったというのは、最早間抜けとしか言いようがないんだけど。

 だって、キャンデロロは長野五輪でアマチュア現役を引退してしまったのだから。

 結局これがきっかけで、私はフィギュアスケートの会場観戦を思い立ち、2001年の代々木ファイナルでそれを実現した訳だけど。それでいて2002年とか2003年の来日とかは全く押さえてないところがまた微妙なんだよな。実は私は2002年と2003年のファンタジー オン アイス、通称ロロショーについては、その開催についてさえ知ることなく終わってしまっていた。
 後にそんなショウがあった事について知った時には、随分歯噛みしたもので。
 そんな状況だったから、勿論2007年のSOIには行ったけれど、やっぱり延々と長野五輪を引きずったまま「ダルタニアンを生で観たかったな」って、ずっと思っていた。

 うん。

 まぁそんな訳で。
 今度こそレポ書くと思うけど、金沢のFOIと福岡のFOIは全公演観た。
 やっぱり観たかったんだ、ダルタニアンが。
 ロロファンを公言していた事もあって、金沢では『Maybe I Maybe You』のシャツの一部も諸々あって譲って戴けたし、サイン会にも参加できたし(お陰でキャンデロロのDVD手元に4枚あるよ!)、何かこう、すごく良い思い出が出来ました。まだ満足したり無いんだけど。(笑)
 そんな訳で、相も変わらずフィリップ・キャンデロロファンです。

 一度も彼の演技を観たことがない方、是非観てみてください。ジャンプも雑に視えるしスケーティングも荒っぽいんだけど、それでもやはり、彼は魅力的だ。これ以上無いほどに。

posted by HOSHINA Shiho at 17:26| Comment(2) | TrackBack(0) | フィギュアスケート2011-2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。