開場前のチケット列(訳注:遅刻した為、ご一緒した方に先にチケット列に列んでいてもらったのであって、私は列んでいない……。)では、大した混雑には思えなかったのですが、いざ開場した途端壮絶に混み始め、じっくり鑑賞という野望は敢え無く打ち砕かれる事に。無念。
個人的な感覚ですが、場内の混雑具合は、春に同じ国立博物館で開催されたレオナルド・ダ・ヴィンチ - 天才の実像以上ではなかったかと。特に今回しんどかったのは、子供の多さ。連れて来た親は良いだろうけれど、子供は大混雑に放り込まれた上に展示物が余りにもマニアック(笑)で全然興味なさそうだわ、保護ガラスにバンバン手の跡付けまくるわ(そして親はそれを注意しない。)で……ちょっと参ってしまいました。
今回の大徳川展、『大』が付くだけあって展示物はかなり多く、壮観です。人が多かった所為ももちろんあるとは思いますが、9時35分には場内に入れたのに、全部見終わったのは14時過ぎ。混雑やら休憩やらの時間差し引いても4時間はかかってる勘定です。これから観に行く方、週末の場合はかなり覚悟が必要だと思います。
見どころは多くて……戦国末期から幕末まで、かなり幅広く網羅しています。それこそ、家康の甲冑から和宮の嫁入り道具までという網羅っぷり。馬印から刀身、書簡の類まで、いちいち凝視したくなるのですが、もう人が凄くて……。能面、茶道具とひとつひとつ書いてたら切りがないです、本当に。300点を超える展示物はもうそれだけで圧巻。
そんな状況でも頑張って展示物は全部観ましたが、今回はカタログも購入しました。まだ観足りなかったのと、お気に入りの展示物が多かった事もあって、買って損はないと判断。といっても江戸関連の展覧会だと大概はカタログ買ってるんで、これは珍しい事でもないのですが。(笑)
観終わった後は、精養軒のカフェラン・ランドーレの方でランチを戴いて帰ってきました。本当は大徳川展の後、ムンクかシャガールのどちらかを観るつもりだったのですが、大徳川展のボリュームがそれを赦してくれませんでした。ホント、一日がかりです。
さてさて。最近ここではすっかりご無沙汰気味のフィギュアスケートですが、ちゃんとグランプリ・シリーズはチェックしてますよ──という事で、先週末からスケート・アメリカも始まっていますし、今年はアサイン発表段階で見どころ予想なんかも立てていますので、少しずつ答え合わせなんかもしていきたいと思います。書けるかな。