実は今回のDOIに関しては21日のお昼の公演も観ているのですが、この回は諸般の事情があり、直前になってチケットを1枚余らせてしまいました……。う〜ん、一応おけぴネットやTwitterでチケットをお譲りする旨呼びかけてはみたのですが、これまた全く反応がなくて、意外と言うか、残念と言うか。折角なので、観たい方がいたならお譲りしたかったのですが……難しいな。
さて。今回のDOIで何が驚いたかと言うと……ジュニアの女子の出場選手が去年と全く入れ替わってしまった事。
例えば、今はシニアに上がってしまっている選手ですが、武田奈也、澤田亜紀、浅田舞──この3人は、ジュニアの頃はかなり安定していて、毎回のようにDOIやMOIに登場して来る選手でした。世代が被っていた事もあって、私なんぞはこの3人をセットで憶えていたくらいで。それでもシニアに行ってからはここ2年程、澤田と舞はこの手のイベントには出場してきません。グランプリシリーズに出場しながら、安定した活躍をしているのは武田だけ。シニアの世界と言うのはそれ程までに厳しい──と、言うのに。
現在はジュニアにあって出場選手全員が毎年入れ替わってしまう状態というのが、何とも日本の厳しい現実を現しているなぁ、と。
逆に男子の方は年を追うごとに安定感が増して来ている気もするので、全体を通して観た時には、男女間の格差みたいなものはなくなってきている印象もあるのですが。
とにもかくにも、今日には地上波でテレビ放映があると思うので、とりあえず例年通り、滑走順にひとりひとり感想。
藤澤亮子は『コットン・アイ・ジョー』というのかな? まだ子供っぽい体型ですが、実績は凄いんだよね……。
村上大介。プロは何かのメドレーなのかな。滑っているときの表情が楽しそうで、将来が楽しみ! こういう選手の滑りは観ていて楽しいです。
村上佳菜子『ヘアスプレー』。技の繋ぎがぶっつんぶっつん切れている印象があって、観ていて落ち着かないというか……。そればっかりが気になってしまいました。
町田樹のプロは、多分アレンジされた『マイウェイ』かな? 彼は昨年のDOIには出ていませんでしたが、一昨年の自分の感想を確認する限りでは(笑)以前より相当良くなってるんだろうなぁ、と。
鈴木真梨は『シェルブールの雨傘』。初めて見る選手だったのですが……ちょっとまだ路線迷い中?
羽生結弦は『ミッション・インポッシブル』……衣装がこう……いつぞやのブライアン・ジュベール的というか。ああ、でも体の柔らかさは相変わらずで流石。男子であの背中反らすタイプのイナバウアーをプロに入れているというのはある意味画期的というか。ジャンプが尽くコケまくっていた去年を思うと、すっごく安定してきていて、素敵になったなぁ、と。彼はフィナーレ終了後のおまけで4回転3回転入ってて、そっちを観た時も、随分成長したじゃないか!──などと勝手に感慨深くなってしまったりして……。勿論、競技プロにこれを入れるのは相当至難の技ですが。
今井遥の『フェスタ・フラメンカ』は今期のショートプログラムなのですね。
武田奈也は体型が豊かになったというか。ジュニアの頃はひょろっと高いイメージが強かったので、個人的には、ここ1,2年で随分イメージが変わりました。
高橋成美&マーヴィン・トラン。日本ってペアの土壌がないんだなぁ──と痛感。ジュニアだし、まだまだこれからか。
太田由希奈は『アヴェ・マリア』。当たり前だけど、飛び抜けてる。秋楽公演を一緒に観ていた佐久夜嬢と共にスタンディングオベーションしてしまいました。因みに佐久夜嬢曰く、もっとスケーティングが伸びると良いのに──と。確かに、他にこの曲滑ってる選手って、荒川静香とかジェフリー・バトルとか、素晴らしく伸びるスケーティングをする選手が頭に浮かぶ……。ところで彼女はDOIは5年振りの出場だとアナウンスされていたけど、そんなに空いてないはず……。だって、5年前のDOIってヤグディンとジュベールがゲストだった時だよね? その時は行ってないぞ私。
中野友加里は『ハーレム』──凄く素敵プロ。こういうエキゾチックな感じのプロは、日本では彼女が一番だなぁ。やはりスタオベ。それにしてもこの感じ、東京ワールドの年を思い出します。(あの年は『サユリ』だったけれど、やはり5月からのアイスショウで、エキシビションが素晴らしく安定していたのだ。)今期の活躍が楽しみです。
一部の取りは東京シンクロナイズド・スケーティングクラブ。名前変わったのですね。今回は余りメイクに凝ってる感じじゃなかったな。でも、結構難しい隊形変化が入ってたと思う。シンクロに関しての知識は、シングルに輪をかけて皆無に等しいけど。
鈴木明子はちょっと調子悪かったのかな? 余りジャンプが入らず、キレも良くなかったかも。まぁ、去年の『リベルタンゴ』を引っ提げた復活劇が衝撃的だったというのもあるんだろうな。曲は多分『カリブ』。
無良崇人はお昼公演の最初のトリプルアクセルが素晴らしく高くてインパクトがあったのですが、千秋楽公演は結構崩れてしまいましたね。それにしても、彼はシニアに上がって急速に路線が定まってきた気がします。
村主章枝は『パダンパダン』。旧い映画の女優みたいなイメージ。
トマシュ・ベルネルはマイケル・ジャクソンのメドレーでした。振りがマイケルを意識しまくってて面白かったです。彼は例年選曲が良いというか、凄く客席を盛り上げる曲を選ぶイメージがあります。案の定、場内は大盛り上がりで私もスタオベ。ちなみに、(昼はしていなかったけど)夜の公演では『闘●魂』のハチマキ締めてました。私の場合、彼に対しては『本●日』のイメージが強すぎて、登場する度にあれを思い出して肩が震えてしまうので(笑いを堪えているだけですが)今回は輪をかけて面白かったです。ごめんなさい。
キャシー・リード&クリス・リードは、コミカルプロ。ヒップホップなキャシーとクラシックバレエなクリスの取り合わせがとっても面白くて、いきなり観客席の笑みを誘います。技術的にはまだまだなんだろうけれど(お昼はクリスが転んでたし。)、これはこれで新たな側面が出せて良いプロなのではないかと。
ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。時期的に調整不足なのかな。このカップルにしては余り出来が良くないというか……。いつもキレのあるダンスのカップルなのでちょっと意外でした。
アリョーナ・サフチェンコ&ロビン・ソルコヴィー。彼らも頻繁に日本に来るようになったなぁ、と改めて。ペアはロシアの強豪がいなくなってからこっち、中国だけが飛び抜けて強いイメージがありますが、彼らはそういった強豪国の中で、地道に地道にここまで上がってきたのだなぁと思うと、ちょっと感慨深くもあり。
ステファン・ランビエールのプロは……初見の印象は「まるで旧採点のプロだな」だったのですが、何だか途中で妙に悲しくなってきてしまいました。何というか……削ぎ落とし過ぎ。でも、これが今の彼のプレーンなのだとしたら、何だか前回五輪の頃から、随分遠くに来てしまったなぁ、と──。でも、これも現在のステファン・ランビエールにしかできないプロなんだろうな。5年10年先にこのプロを滑っても、多分我々に残すものはまた違ったものになるのだろう。それがまた哀しい。
織田信成は『オースティンパワーズ』。ちょっと焦点が定まらない感じのプロというか。一番盛り上がるところを探すのが難しいプロというか。(観客視点な問題ですが。)何となく、グランプリシリーズに入ったら違うエキシを滑ってそうな気が。
取りは安藤美姫で、モーツァルトの『レクイエム』。彼女のプロは前評判が余り良くなかったので、観る前はちょっとハラハラしていたのですが、なかなかどうして凄く盛り上がるプロ。こういった激情型の曲を情熱的に滑れる日本人の女子は彼女だけだと思います。凄く差別化されてる。思わずスタンディングオベーションしてしまいました。今期が楽しみ! という訳で、結局彼女はこのDOIで2種類のエキシを滑ったのですね。でもって、この『レクイエム』はテレビ放映では流れず、余り評判が良くない方のプロが放映される、と。う〜ん、勿体無いけど、ちょっとやり方が巧いな。
さて。今年のフィナーレ終了後はメンズみんなで4回転祭りでした。(ランビエールは参加しない。)ベルネルは一発で決まるのですが、日本男子がなかなか成功しなくて……。(苦笑)
でも、ゲストスケーターも本当に色々やってくれて面白かった! 今回は誰が座長──みたいな雰囲気は余りなくて、みんなで「よし、やっちゃおうぜ」って感じだったので、それも良かった。そしてサフチェンコのお茶目っぷりが可愛かった!
今年も遂にシーズンの始まりかぁ。五輪シーズン、楽しみだな。
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